【乳がん】親の心子知らず。卵子凍結や治療をめぐる両親の本音と、さすってくれた手の温かさ

2026年1月8日木曜日

乳がん

カフェでサンドイッチを食べながら微笑む若い女性のイラスト。右下に『乳がん治療前に感じた、両親の深い愛と心配』という記事タイトルと、『わたしの乳がん備忘録』の小さなラベルが配置されている。
画像生成:Gemini


この記事は、当時インスタグラムに書いていた乳がんの話を、ブログ用にまとめ直したものです。


自分の記録として、そして、誰かの役に立てばうれしいなと思って書いています。




両親とモーニング食べに行ってきた。
久しぶりの休日、親子水入らず。


会話の中でわたしの病気の話題は出ないけれど、2人ともわたしのことをすごく心配してくれている。
今日は、この二人のことを書いてみようと思う。



母の心配そうな顔

先日、PET-CT検査を受けた日のこと。
病院から帰ってソファでうとうとしていたら、母の声に呼ばれて目を覚ました。


▼PET-CT検査の内容や当日の様子はこちら
乳がん術前検査と小さなご褒美


目の前には、ものすごく心配そうな顔をした母がいて、思わずドキッとした。
ただ疲れて寝ていただけなのに、体調が悪いのかと思ったらしい。
検査で乳がんと診断されただけで、痛みも苦しさもないのに。


でも、そんなことを知る由もない母は、目覚めたわたしにすり寄って、手をさすさすと撫でてくれた。



強い母、でも心配してくれている

母は、はっきり言って強い人だ。
見た目も筋肉質で、気も強い。

泣いている姿を見たのは、これまでの人生で一度だけ。
テレビの『プロジェクトX』を観ながら大号泣していた時だけだ。


わたしの乳がんが発覚したときも、普段と変わらず「だいじょぶだいじょーぶ、ガハハハ」
と笑っていた。


それでも、母はやっぱり母なのだ。
言葉にならないほどの心配を抱えながら、わたしの手をさすってくれている。
その手のひらの温かさに、改めて気づかされた。



父のほろ酔いの言葉

父は父で、いい感じにほろ酔いになると、ポツリと言う。 


「そうちゃんはお父さんより長生きしないとダメよ」


わたしがあまりにけろっとしているから、父にはわたしが生き急いでいるように見えるらしい。
そんなことはない。


長生きしたいし、子どもも欲しい。
だから卵子凍結だってするんだから。



妊孕性温存よりも治療を

そういえば卵子凍結の話で思い出したことがある。

当初、両親はわたしが妊孕性(にんようせい)温存をすることに、難色を示していた。


それよりも、一刻も早く乳がん治療をしてほしい。
それが、わたしたち夫婦の切実な願いだと、診察室で医師に言っていた。


あんなにも孫の顔が見たいと言っていた両親が、「まだ見ぬ孫より、今目の前にいるこの子が大事」と言い切った。


色々悩んで、卵子凍結をすることに決めた今。
両親は、わたしが前向きに治療に臨めるのなら、と応援してくれている。


でもきっと、本当は一分一秒でも早く治療を始めてほしいと、祈るような気持ちでいるんだろうな。



自分だけじゃない、両親の思い

ついついわたしは、「自分ががんになったんだから」と、自分中心に世界を見てしまう。


確かに、わたしにしかわからないつらさはある。
だけど、がん患者を支える親の気持ちを、わたしは経験したことがない。


もしかしたら、両親はわたし以上に、身を切るようなつらい思いをしているのかもしれない。
そう思うと、胸の奥がぎゅっとなる。



これ以上心配をかけたくない

両親には、一度目の結婚のことや、学生の頃からずっと心配をかけてきた。
本当に手のかかる子どもだと思う。


もう、これ以上心配をかけたくない。
だからこそ、わたしは治療に前向きに、しっかり取り組んでいこうと思う。




※このブログの内容は個人の体験に基づく記録であり、医学的な診断や治療を推奨するものではありません。


乳がん関連記事はこちらにまとめています。
わたしの乳がん備忘録 | 記事まとめ


ブログ アーカイブ

そう

夫と猫のルイくんと暮らすアラフォー。
乳がん罹患をきっかけに
がんばりすぎない暮らしへシフト中。
専業主婦になりたい在宅ワーカー。

このブログについてと、
運営者プロフィールをまとめています。
▶ ブログ紹介・自己紹介

このブログを検索

QooQ