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| 画像生成:Gemini |
乳がん治療を最優先にしながら、彼の両親へ挨拶に行った日の備忘録です。
「健康なパートナーの方がいいのでは」という葛藤を抱えながら向かった当日。
特別な言葉はなくとも、ただそこにいていいと感じられた、忘れられない一日を綴ります。
この記事は、当時インスタグラムに書いていた乳がんの話を、ブログ用にまとめ直したものです。
自分の記録として、そして、誰かの役に立てばうれしいなと思って書いています。
結婚の報告ではなく、今の私たちを伝える挨拶
彼の両親に、挨拶に行ってきた。
挨拶といっても、結婚の挨拶ではなくて、「お付き合いしています」という、ごく静かな報告のようなもの。
いずれは結婚を、と思ってはいるけれど、今はまだ、その話をする段階ではない。
ひとまず、わたしの治療が最優先だ。
わたしが乳がんであることは、彼の両親も、すでに知っていた。
そのことを知った上で、わたしと会うことを受け入れてくれた。
その事実だけで、胸の奥がじんとした。
拭いきれなかった「申し訳なさ」と葛藤
乳がんと告知されてから、彼と付き合い続けていく中で、彼の両親のことは、いつも心のどこかにあった。
普通に考えれば、自分の子どものパートナーは、健康な人のほうがいいのではないか。
そんなふうに考えてしまう自分を、止めることができなかった。
もし自分が同じ立場だったら、どう思うだろう。
そんなことを、何度も考えた。
だから、何を着ていこうかよりも先に、何を言えばいいのか、どういう顔をすればいいのかばかり考えていた。
忘れられない、あたたかな一日
当日は、自分でも驚くほど、緊張していた。
でも、実際に会ったご両親は、とても穏やかで、あたたかかった。
特別な言葉があったわけではない。
ただ、そこにいていい、そう言われているような気がした。
あの日は、わたしにとって、忘れられない一日になった。
嬉しかったし、ありがたかったし、そして、とても、とても緊張した一日だった。
