2020年夏、乳がんの告知を受けた。
付き合って間もない彼への葛藤、支えられた言葉。
インスタグラムに綴っていた当時の記録を、ブログとしてまとめ直しました。
未来の自分が笑っていられるように、等身大の歩みを残します。
乳がんの告知
2020年8月14日、乳がんの告知を受けた。
最初は「ステージ1」と言われていたけれど、最終的に検査で ステージ2A に。
わたしのタイプは、手術・抗がん剤・ホルモン治療が必要なもの。
胸にメスが入るとか、髪が抜けるとか。
正直、めちゃくちゃ怖かった。
それでも、
「生きたいな。だから治療頑張ろう」
その気持ちは、すごくはっきりしていた。
きっかけは“自分”じゃなかった
異変に気づくきっかけになったのは、付き合って間もない彼(今の夫)だった。
彼が左胸に触れたとき、
“ぴりっ”とした痛みが走った。
その瞬間、以前、生理前の張りだと思って見て見ぬふりをしていた小さなしこりのことを思い出した。
今回は、そのときよりもはっきりした痛みで、
「これ、ちゃんと診てもらわないとダメかもしれない…」
不安が一気に現実味を帯びて、翌日、すぐに乳腺外科を受診した。
次々進む検査と、彼に伝えるかどうかの葛藤
病院ではまず触診 → マンモグラフィ → エコーを撮った。
診察で「要精密検査」と言われ、その日のうちにMRIと針生検まで進んだ。
“がんかも?”という恐怖もあったけれど、それ以上に大きかったのは、彼に、どう伝えようかという葛藤だった。
付き合って1週間。
バツイチ同士で「これから幸せになろう」そう言ったばかりだった。
帰宅後、自然と涙が止まらなかった。
迷ったけど、夜に電話した
結果が出てから話そうか、一瞬迷った。
でも、それも違う気がして。
隠すのはイヤだった。
もし別れるなら、早い方がいい。
夜、電話をかけた。
「乳がんかもしれない。急に連絡取れなくなっても、恨まないよ」
そう言ったわたしに、彼が、
「乳がんだからって、別れないよ」
ほんとうに、救われた一言だった。
それでも心のどこかで、本当にがんだったら気持ちも変わってしまうんじゃないか、そんなことを薄ぼんやりと思っていた。
告知後も、彼は変わらなかった
だけど、正式に乳がんと診断されたあとも、彼の態度は、何ひとつ変わらなかった。
「髪の毛、抜けちゃうよ?」
「俺、もう抜けかけてるし」
「治療中、イライラして当たるかも」
「当たっていいよ」
「短い時間しか付き合ってないのに、どうしてそんなに優しいの?」
「時間なんて、関係あるの?」
言葉ひとつひとつが、わたしを支えてくれた。
これからのこと
これから、乳がんと向き合っていく。
怖い日も、泣きたくなる日も、きっとある。
それでも、未来の自分が笑っていますように。
そんな願いをこめて、この記録を残していこうと思う。
