頼むよジアゼパム、ルイの頭の中の嵐を抑え込んでくれ――。
てんかん発作が続く愛猫との、もどかしくも愛おしい1ヶ月の記録。
発作時の具体的な見守り方や、薬の影響で甘えん坊になった猫の変化、当時の日記から書き直した切実な療養記です。
前回の記事はこちら
▶ うちの猫がてんかんになった #3|ルイの「小さなお守り」と投薬の記録
※この記事は、うちの猫がてんかんを発症した当時に日記として書き残していたものを、ブログ用に少しだけ書き直した記録です。
消えない不安。
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| お薬頑張って飲んでるルイ!えらい! |
ルイの服薬治療が始まって、一ヶ月。
また病院へ行ってきた。
この一ヶ月の間に、発作は二回。
増えたわけではないけれど、やっぱりゼロにはならなかった。
どちらも手足がぶるぶると震える全身の発作で、そのたびに、ルイがこのままどこか遠い場所へ行ってしまうんじゃないかという不安が、暗い波のように押し寄せた。
発作が終わったあと、肩をがっくり落として「ぜーはー」と苦しそうにしている姿を見るのは、ただただつらい。
つらくても、記録を続けること
発作が始まったら、わたしはスマホを手に取り、動画を撮るようにしている。
画面越しに見るルイの姿に、レンズを向ける指先が冷たくなるけれど、先生に実際の症状を見せることは何よりも大事だ。
言葉で説明するよりも、その数十秒の映像がルイの命を繋ぐ手がかりになる。
発作の記録は、Googleカレンダーに残している。
いつ、どんなふうに起きたのか。
デジタルなカレンダーに淡々と並ぶ記録を見るのは胸が痛むけれど、それが今のわたしたちの、精一杯の戦い方なのだと思う。
揺れる気持ちと、これからのこと
一ヶ月に二回という数字を、どう受け止めたらいいんだろう。
薬が効いているのか分からなくて不安だったけれど、先生は「安定するまでには時間がかかるから」と言った。
薬が体に馴染むのを待つしかない、もどかしい時間。
結局、また同じ薬を一日2回飲ませて様子を見ることになった。
ジアゼパムへの祈り
頼む、頼むよジアゼパム(ルイが服用している薬)。
ルイの頭の中の嵐を、しっかり抑え込んでくれ。
ゼロにするのが無理なのだとしても、
せめて症状を軽くしてあげてほしい。
そう祈りながら、一粒一粒、薬を運ぶ。
変化したルイの体温
最近、ルイはわたしたちにべったり寄り添うようになった。
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| 甘え下手だった子がすっかり甘え上手に |
ルイは赤ちゃんの頃からずっと淡白な性格で、自分から誰かに密着するような子ではなかった。
そんなルイが、今は嘘みたいにぴったりとくっついてくる。
自分からお腹の上に乗ってきて、そのまま深い眠りに落ちてくれたとき。
その柔らかな重みと、じわりと伝わってくる温かさに、わたしは言葉にならないほど感動してしまった。
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| 夫もルイの変わりように現実を受け止められない模様 |
「甘え」の裏側にあるもの
でも、これはきっと薬の影響なんだと思う。
体がだるかったり、自分でもよく分からない不安があったりして、誰かのそばにいないと落ち着かないんだろうな。
だるさと甘えが混ざったようなルイの重み。
それを全身で受け止めながら、どうか少しでも穏やかな時間が続きますように、と願わずにはいられない。
今回の診察メモ
お薬: ジアゼパム(1日2回継続)
発作の頻度: 1ヶ月に2回(前回から現状維持)
副作用: 足の踏ん張りがきかない、甘えの増加
先生のアドバイス: 薬が安定するまでは焦らず様子を見ること
猫ちゃんが高いところにいる時に発作が始まった場合は、落下の危険があるため、すみやかに安全な床におろしてあげてください。
ただし、発作中は意識が混濁し、無意識に噛んだり引っ掻いたりすることがあり危険です。
安全な場所に移動させた後は、むやみに触ったり抱き上げたりせず、静かに見守ることが大切だそうです。
ルイとの暮らしのことは、こちらにまとめています。
シャルトリューのルイと暮らす毎日|記事まとめ

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