最近SNSで、「資産の0.01%なら、毎日使っても将来の資産に影響しない」という言葉を見かけた。
気兼ねなく使えるお金ができるのは嬉しい。
でも、どこか引っかかる。
そんなに都合のいい話があるなら、世の中もう少し生きやすくなっているはずだ。
『資産の0.01%なら毎日使っていい』って誰が言っているの?
この考え方を紹介しているのは、アメリカのお金の専門家、ニック・マジューリという人。
データをもとに、「お金をどう増やすか」だけじゃなく、「どう使えば、ちゃんと暮らせるか」も考えている人だ。
感覚論ではなく、数字で話すタイプ。
だからこそ、この0.01%という数字にも、それなりの理由があるんだろう。
気になって調べてみた。
なぜ資産の0.01%なら毎日使っていいのか
彼は、株式市場の長期的なリターンなど、過去の膨大なデータをもとに話をしている。
長期で見れば、投資による資産は増減を繰り返しながら成長してきた。
その大きなうねりの中では、資産の0.01%程度の単発の支出は、統計的に見れば**「誤差」**に近い範囲なのだという。
つまりこの数字は、魔法のラインではなく、「長期の資産変動の中では、ほとんど影響がない範囲」という意味で出てきたものらしい。
投資をしていることが前提の話
ただし、ここで大事な前提がある。
それは、投資をしていて、資産が長期的に育っていく流れにあること。
たとえば資産が1,000万円なら、0.01%は1,000円。
毎日1,000円使うと、1年で約3.65%。
国内株式の長期平均リターンを自分で調べてみると、だいたい年利5〜8%ほど。
それを考えれば、 理論上は「毎日使っても大丈夫」と計算できる。
市場の成長が、日々の小さな楽しみを支えてくれているような、そんな不思議な心強さがある。
「迷ったとき」の自分への許可証
でも、わたしは思った。
毎日1,000円を使い続ければ、1年で36万円。
いくらほとんど影響がないと言われても、やっぱり大きく感じる。
だからこれは、毎日の予算にはしたくない。
0.01%ルールは、あくまで**「迷ったときの目安」**にしよう、と。
「この出費、無駄かな?」
「ちょっと贅沢しすぎ?」
「今は我慢した方がいい?」
そんなふうに迷ったときに、「これ、資産の0.01%以下だな」と確認できればいい。
たとえば、季節限定の少し高い入浴剤や、ずっと気になっていたカフェのコーヒー。
思いがけずときめくものに出会ったとき、自分を責めすぎないで済むための、 ひとつの指標になる。
がんばりすぎない、という正解
節約も、貯金も、投資も、がんばりすぎる人ほど、どこかで息切れする。
我慢ばかりの暮らしは、長くは続かない。
0.01%ルールは、**「息抜きの指標」**なんだと思った。
世の中は、甘くない。
お金のことを考えれば考えるほど、正解を探して、つい自分に厳しくなりすぎてしまう。
でも今回、この考え方に触れて、「がんばりすぎなくてもいいのかもしれない」 と思えた。
わたしは、これからの人生はできるだけ無理をしないで暮らしたい。
今回の0.01%の話は、自分にブレーキをかけすぎないための
**「お守り」**として、覚えておこうと思う。
まとめ:お金に振り回されないために
0.01%は「誤差」の範囲 長期リターンの枠内なので、資産形成を邪魔しない。
自分への「許可証」にする 迷った時の免罪符にする。
本記事で紹介している「0.01%ルール」は、ニック・マジューリ氏の理論に基づいたひとつの考え方を紹介するものであり、投資の成果を保証するものではありません。
資産運用にはリスクが伴います。
最終的な投資判断は、ご自身の状況に合わせて慎重に行ってください。
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