在宅でオンライン秘書をしている。
週5日、1日4〜5時間ほど。
月の収入はだいたい8〜10万円。
地方暮らしなので、
パートタイムでこれだけいただけるのはありがたい。
わたしの経歴をざっくりと
わたしはもともと正社員として、
10年ほど経理事務をしていた。
けれど乳がんが見つかり、
治療のために休職。
のちに復職したものの、
以前のように動けない心と体に限界を感じて退職した。
そこからは、
主婦になったり、
短期のパートをいくつか経験したり。
なぜ、在宅で働こうと思ったのか
一番の理由は、
乳がんのことを誰にも説明しなくていい、
静かな場所が必要だったから。
在宅ワークは、
わたしにとって自分を守るための「シェルター」のような場所だった。
それに、もうひとつ。
当時不妊治療をしていて、
通院の回数がとにかく多く、
予定も急に決まることが多かったから。
「明日の朝、来てください」
そんな通院のリズムに合わせて、
働く期間も、
一日の時間も、
自分のキャパシティに合わせてあらかじめ設定できること。
周囲に迷惑をかけない範囲を自分で見極め、
心と体のバランスを保ちながら働ける道。
それが、
わたしにとっての在宅フリーランスという選択だった。
クラウドワークスという壁と、手数料の重み
そこで思い出したのが「クラウドワークス」。
在宅ワークの世界では有名なサービスで、
ネット上で企業とフリーランスが仕事のやりとりをする、
仕事版のマッチングサイトのような場所。
![]() |
| 企業とフリーランスをマッチング! |
実はコロナ禍の頃に副業で利用していたことがあり、
今度は本気で再チャレンジしてみることにした。
けれど、
最初にわたしの前に立ちはだかったのが、
手数料の高さだった。
クラウドワークスのシステム利用料は、
報酬額に応じて5%〜20%(+消費税)が差し引かれる仕組みになっている。
10万円以下の部分は20%
10万円超〜20万円以下は10%
20万円超は5%
わたしが契約できた仕事は、
どれも一案件につき数千円以下のものばかりだった。
たとえば5,000円の案件を一つこなしても、
そこから、ちょうど1,000円が消えていく。
さらに、消費税も……
「稼いだ金額の2割以上が、自分の手のひらを通り過ぎていく」
「せっかく一生懸命頑張っても、手元に残るのはこれだけか……」
数字を眺めるたびに、
モチベーションがしぼんでしまいそうになった。
手数料ゼロで高単価。「クラウドワークスエージェント」との出会い
そんなときに出会ったのが「クラウドワークスエージェント」。
クラウドワークス本体が運営している、
ワーカーと企業をつなぐ人材紹介サービスだ。
普通のクラウドワークスにある案件とは違い、
ここの案件は条件がかなりいい。
仕事を探す側にとって、
「そう、こういうのが欲しかった」と思えるようなうれしい仕組みが、
ちゃんと揃っていた。
手数料がゼロ
企業の事務案件で高単価
リモート完結で、細切れ時間もOK(案件の条件にもよるけれど、細切れ時間で働けるものも多い)
正直なところ、
クラウドワークスの案件の中には
「これ、ちょっと怪しいな……?」と不安になるようなものも、
普通に混ざっている。
それを見極める作業は案外骨が折れるものだ。
だからこそ、
企業とちゃんとした形でつないでくれる安心感は、
何物にも代えがたかった。
「これはもう、やるしかない」
そう思って、すぐに登録した。
「募集詐欺なんじゃ?」と思うほど、受からなかった日々
けれど、いざ応募してはみたものの、
現実は甘くなかった。
何件応募しても、
驚くほど通らない。
面談にすらつながらない。
「これって、もしかして募集詐欺なんじゃ……」
そんなふうに疑いたくなるときもあった。
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| 「全然受からん……」 |
でも、諦めきれずに応募し続けるうちに、
ふと立ち止まった。
「これ、もしかしてわたしの『戦い方』がまずいのかも?」
自分なりに分析した、「受からない理由」と「変えたこと」
何がダメで、
どうすれば通るのか。
実際に採用されてみてわかったことを、
いくつか共有したい。
「未経験OK」という落とし穴を避ける
「未経験歓迎」の案件は一番の激戦区。
結局は経験者が選ばれてしまう。
だからわたしは、
あえて「未経験可」の記載がなくても、
自分の経験が活かせそうな場所を探した。
「マニュアルあり」と書かれている案件は、
むしろチャンスだった。
応募時のメッセージはクライアントに合わせた言葉で
応募時のメッセージも、
あらかじめ用意した言葉を使い回すのはやめた。
相手に合わせて、
一通一通、手紙を書くように。
「わたしはこれができます」という自己主張ではなく、
「その困りごとに対して、わたしはこういうお手伝いができます」と、
相手の状況に寄り添う言葉を選ぶようにした。
さらに、応募の際には、
面談の希望日
書類選考中に他の仕事が決まる可能性があるかどうか
ということを聞かれる場面もあった。
わたしはいつも
「できるだけ早めが希望です」
「この案件に絞って応募しています」
と、迷わず添えるようにしていた。
「誰でもいい、どこでもいい」ではなく、
「わたしはあなたと一緒に働きたい」
その姿勢をはっきりと示すことが、
本気度として相手に伝わり、
選んでもらえる確率を上げてくれたのだと思う。
募集から15分以内の「スピード命」
とある契約先が決まったときのこと。
募集の通知が来てから15分以内に応募し、
翌週にはもう稼働が始まっていた。
募集期間が長くても、
クライアントは「今すぐ動ける人」を求めている。
スピード命の世界なのだと痛感した。
まとめ:居場所は自分で作っていける
たくさん応募しても届かなかった頃と、今。
その違いは、
「伝え方・見せ方・動き方」だった。
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| 「受かった~!」 |
もし、かつてのわたしのように、
自分らしい働き方や、
納得できる居場所を探している人がいるなら。
伝え方や向き合い方を少し工夫するだけで、
その扉はちゃんときれいに開く。
この記事が、
新しい一歩を踏み出そうとする誰かのヒントになれば、
とてもうれしい。



