乳がんを経て辿り着いた、
在宅ワーク(オンライン秘書)という働き方。
1年続けて見えてきた、
自分にちょうどいい距離感と、
家で働くことの難しさ。
型にはまらない未来を模索する、
仕事納めの日の記録。
今日は、区切りの日
今日は仕事納め。一年を振り返って、
何かを総括したいわけでもないし、
前向きな目標を掲げたい気分でもない。
ただ、
「ようやく一区切りだな」
という、
ほっとした気持ちがいちばん近い。
時間の感覚が少し変わった一年
去年の12月から、
在宅ワークを始めて、
ちょうど1年になる。
あっという間だったような、
長かったような、
不思議な一年だった。
立ち止まることを許されたあとで
乳がんをきっかけに仕事を辞めて、
しばらく家で過ごす時間が続いた。
何もしなくていい安心感のあとに、
「このままでいいのかな」
という気持ちが、
少しずつ顔を出した。
乳がん関連記事はこちらにまとめています。
わたしの乳がん備忘録 | 記事まとめ
対面で働くことへの違和感
やっぱり、
仕事はしたい。
でも、
対面で働くことを想像すると、
人との距離の近さが、
少し重く感じられた。
働くことそのものよりも、
自分の背景を
何度も言葉にしなければならない場面が、
どうしても思い浮かんでしまった。
ずっと、心の中にあった言葉
だから、ずっと
「家で仕事がしたい」
と思っていた。
何か具体的な計画が
あったわけじゃない。
ただ、
その言葉を、
繰り返し口に出していただけだった。
小さな選択の積み重ね
でも、不思議なことに、
そうしているうちに、
自然と行動が変わっていった。
家でできる仕事を調べたり、
在宅で働いている人の話を読んだり。
気がつけば、
家で仕事をするための選択を、
少しずつ重ねていた。
今いる場所
そして気がつけば今、
わたしは在宅で
オンライン秘書として働いている。
仕事に必要なことだけをやりとりして、
それ以外の会話を
無理にしなくてもいい。
その距離感が、
今の自分にはちょうどよかった。
対面で働くことの重さ。
自分の背景を何度も説明しなくていい、
仕事のやり取りに集中できるオンライン秘書という形。
それが、
治療後の私には一番の「癒え」になったのだと思う。
あの頃の自分が望んでいた暮らしは、
完璧ではないけれど、
ちゃんとここにある。
思っていたより簡単じゃなかった
仕事は、
決して楽なことばかりではなかった。
迷うこともあったし、
家が職場だから、
どうしてもオンとオフが混ざり合ってしまう。
最近は、
仕事が終わったらルイと全力で遊ぶ時間を、
自分なりの「終業の合図」にしている。
けれど、
頭のどこかで仕事のメールを気にしてしまうこともあって、
まだまだ修行中だ。
続けてきた、という事実
それでも、
ときおり
「やめたいな」
と思いながらも、
今日まで続けてきた。
まずは、
その事実だけを、
静かに認めてあげたい。
これからの余白について
1年、
なんとかやってきた。
そのうえで、
来年は今とは違う働き方を
考えるようになった。
少しずつ、
働く時間を減らしていきたい。
もっと違う仕事を
してみたい気持ちがあるのだ。
何かひとつに決めてしまうより、
型に当てはめずに、
いくつかの選択肢を
手のひらに置いておきたいと思っている。
まだ、
はっきりした答えはないけれど、
がんばりすぎない暮らしを選びながら、
思っていることを
言葉にしていれば、
また、自然と
次の場所が見えてくる気がする。
