投稿

12月, 2025の投稿を表示しています

乳がん、妊活、そして。―― 子どもを持たない人生が決まったわたしの、2025年

イメージ
乳がん治療を中断して挑んだ妊活。 3度の体外受精と最後の採卵。 子どもを持たない人生が確定したあの日から、編み物や愛猫ルイとの生活、そしてこのブログに辿り着くまでのわたしの2025年を振り返ります。 2025年、最後の日 2025年が終わろうとしている。  一年の最後の日だと思うと、部屋の空気もいつもより少しだけ澄んでいるように感じる。 終わりを迎えた、ひとつの季節 昨年から今年にかけての時間は、わたしにとってひとつの大きな季節が終わるような、そんな区切りの時期だった。 乳がんの服薬治療を中断してはじめた、妊活。 かつての自分が、いつかの未来のためにと凍結していた卵子に希望を託した。 けれど、3度の体外受精の結果は、着床しなかったり、化学流産に終わったりした。 本当に最後と決めて挑んだ採卵も、卵胞は空砲だった。 その時、「子どもを持たない人生」が確定した。 心が止まっていた時間 しばらくの間は、ただその事実を受け止めるだけで精一杯だった。 街で見かける親子連れを見ては、子どものいる誰かと自分を比べて落ち込んだ。 それだけではなく、ふと目に入ってくる「子なし」に対する世間の厳しい意見にも、いちいち胸が痛んだ。 まるで自分の生き方を否定されているような気がして、画面を閉じては静かに傷ついていた。 没頭することで救われた日々 そんなわたしがどうやって立ち直っていったのか。 正直に言えば、ひとつは仕事が単純に忙しかったこと。 考え込む暇がないくらい働いたのが、結果的には良かったのかもしれない。 そしてもうひとつは、8月に始めた編み物だった。 ちょうどその頃、猫のルイが特発性てんかんになってしまい、わたしの精神的な疲労はピークに達していた。  「もう何も考えたくない」 そんな切実な思いで、ただ何かに没頭したくてかぎ針を持った。 結果的にそれが、大正解だった。  一目一目、何も考えずに手を動かしている時間は、すり減っていたわたしの心を静かに整えてくれた。 編みかけのブランケット上で寝そべるルイ わたしの場所を探して 仕事、編み物、そしてルイとの時間。 そんな日々の中から少しずつ、わたしは自分のことを外に向けて書きたいと思うようになった。 最初はnoteで発信してみたけれど、どこかなにかがしっくりこなかった。 もっと静かに、自分...

【2025年】猫にかかった費用を見直してみた|MRI検査18万円と、救ってくれたペット保険

イメージ
わが家の4歳の猫、シャルトリューのルイ。 今年は夏ごろにてんかんを発症して、想定外の医療費がドカンとかかった。  これまでルイのために毎月8,000円を積み立てていたんだけど、今年の支出を振り返ってみたら「これじゃ足りないかも…」と痛感。 そこで、いったんルイの積立金を見直すことにした。 今年色々あったルイ ▼合わせて読みたい うちの猫がてんかんになった#1 | はじまりの日 2025年|猫にかかった費用まとめ 今年のリアルな数字を並べてみたら、やっぱりなかなかの額。 月 金額(税込) 内訳のメモ 1月 1,273円 カリカリ 2月 789円 歯磨きおやつ 3月 23,695円 カリカリ+ペット保険(18,150円) 4月 13,145円 猫缶、ノミ・マダニ駆除薬(9,750円) 5月 8,496円 ちゅーる、猫風邪治療代(1,452円) 6月 6,435円 カリカリなど 7月 188,078円 猫缶など/ 大学病院のMRI検査費(182,190円) 8月 12,748円 エチケット袋、てんかん治療薬(2,350円) 9月 18,742円 カリカリ、ワクチン+治療薬(14,330円) 10月 7,835円 猫缶、治療薬(3,250円) 11月 11,265円 トイレシーツ、治療薬(4,960円) 12月 10,764円 カリカリ、治療薬(4,600円+1,850円) 💰 2025年の総額: 303,265円  💸 ペット保険で戻ってきた金額: 132,629円  📉 実際にかかった費用: 170,636円 猫のMRI検査費用は18万円超え!高額治療で実感したペット保険の重要性 やっぱり今年は7月のMRI検査「182,190円」が圧倒的に高かった。 請求書を見た瞬間、ほんとに「ひぇっ…」って声が出た。 でも救われたのが、ペット保険。  保険で132,629円返ってきて、自己負担が大きく減って本当に助かった。 ちなみにルイが加入しているのは、ペット&ファミリー損害保険の『げんきナンバーわんスリム』。  通院・入院・手術を幅広くカバーしてくれて、年間の補償上限の範囲内なら「1日の上限」とか「回数制限」がないタイプ。 ドカンと高額な治療費がかかったとき、この「制限なし」にどれだけ救われたか...

【Blogger運営記】理想と現実の隙間で。|AIを相棒に、15記事書き続けてわかったこと

イメージ
「今の暮らしを残したい」と始めたBlogger。 15記事目の今、使い勝手への不満やエラーの壁を感じつつも、AI(Gemini)の助けを借りて続けている理由とは。 理想と現実の間で揺れる、等身大のブログ運営記です。 在宅ワークを始めて、ちょうど1年。 ようやく仕事のペースも掴めてきて、心に少しだけ、余白が生まれたんだと思う。 ふとした瞬間に、 今の自分の暮らしを、どこかに残しておきたくなった。 これまでは内容ごとにアカウントを分けて、いくつかのSNSを使い分けていたけれど、もっと全部をひとまとめにして、「自分の場所」を作りたい気持ちが強くなってきた。 そんなわたしが、数ある選択肢の中から選んだのが「Blogger」だった。 そもそも「Blogger」って、どんなサービス? 「Blogger(ブロガー)」は、Googleが提供している無料のブログ作成サービス。 あまり馴染みがないかもしれないけれど、実は世界でいちばん歴史のあるブログサービスのひとつでもある。 とにかくシンプルで、余計な飾りがほとんどないのが特徴。 Googleのアカウントさえあれば、誰でもすぐに始められる。 とても静かで、落ち着いた場所。 そんな印象のブログサービスだ。 迷った末に、わたしがBloggerを選んだ理由 世の中には、収益化や拡張性に強いWordPressや、感覚的に操作できて、書くことに特化したnoteもある。 それでも、その中でBloggerを選んだのは、こんな理由からだった。 ずっと無料で使い続けられること 維持費を気にせず、自分のペースで細く長く続けたかった。 Googleのサービスという安心感 普段から使っている仕組みだから、操作にもすぐ慣れる気がした。 「書くこと」以外に頭を使いたくなかった 難しい管理に追われず、でも「自分の場所」として育てていきたかった。 ダメならやめられる気楽さ 初期費用ゼロなら、もし続かなくても怖くない。 ……それと、実を言うと、少しだけよこしまな気持ちもあった。 いつかは、Googleアドセンスで収益を得られたらいいな、なんて。 Bloggerと一緒に名前を聞く「Googleアドセンス」 「Googleアドセンス」というのは、自分のブログに広告を載せて、誰かがクリックしてくれ...

うちの猫がてんかんになった #3|ルイの「小さなお守り」と投薬の記録

イメージ
画像生成:Gemini 「もう、発作は起きないかもしれない」と肩の力が抜けた直後の再発。 副作用の少ないジアゼパムによる投薬治療が始まりました。 ちゅるビ~に隠した小さなお守りと、少し変化したルイの日常。 猫のてんかんと向き合う、わたしたちの選択の記録です。 前回の記事はこちら ▶ うちの猫がてんかんになった #2|大学病院でのMRI検査 ※この記事は、うちの猫がてんかんを発症した当時に日記として書き残していたものを、ブログ用に少しだけ書き直した記録です。  まだ大丈夫だと思っていた日のこと 目を閉じると、あの日の情景が浮かぶ。 前回のMRI検査から、まだひと月も経っていなかったと思う。 「もう、発作は起きないかもしれない」と、ほんの少しだけ肩の力が抜けた、その直後だった。 静かな早朝の家の中で、突然ルイの発作が起きた。 穏やかだった時間が、音もなく切り替わったように感じた。 またこの瞬間が来てしまったのだと、ただそう思った。 発作のあと、かかりつけの病院へ すぐに、いつもお世話になっているかかりつけの病院へ向かった。 その日は、夫と一緒だった。 診察室で状況を説明しながら、いよいよ薬の力を借りて、ルイの体を支えていく段階なのだと覚悟を決めた。 避けたいと思い続けてきたことが、現実になった瞬間だった。 薬の力を借りるという選択 処方されたのは、ジアゼパムという薬だった。 先生は、てんかんの薬にはいくつか種類があり、まずは副作用の少ないこの薬から始めたいことを、丁寧に説明してくれた。 ルイの体に、できるだけ負担をかけずに。 その考えに、わたしたちも異論はなかった。 一日に二回の薬が始まった 午前6時と午後6時。 一日二回、決まった時間に薬を飲ませる生活が始まった。 錠剤はとても小さかったけれど、嫌がるかもしれない。 飲んでくれないかもしれない。 そんなことを考えながら、「ちゅるビ~」にそっと包んで差し出した。 ちゅるビ~には本当に助けられている ルイは、特に気にする様子もなく、それを食べた。 拍子抜けするほど、あっさりと。 初めてのおやつに、むしろ嬉しそうだった。 「なんだこれ!ちゅーるの味がするぞ!」 そのとき、少しだけ息がしやすくなった気がした。 薬を飲み始めてからの変化 薬を飲み始...

猫のペット保険、更新で保険料が上がった話

イメージ
猫のペット保険の更新。 値上がりの理由を調べ、てんかん治療で実際にいくら戻ってきたのか、リアルな収支を公開します。 「げんきナンバーわんスリム」の体験談とともに、わたしなりの「安心の置きどころ」を綴ります。 ルイ(4歳の猫)のペット保険更新のお知らせが届いた。 保険料は、前年より約2,000円上がっていた。 今日のルイ ケンタッキーのクリスマスバーレル(の残骸)を寝床にしている 保険料が高くなっている…なぜ? 郵便受けから取り出して、台所のカウンターでそのまま開いた。 なんとなく、金額だけ先に目に入る。 去年より、保険料が少し上がっていた。 その額、二千円くらい。 いったい、どうして。 「使ったから上がったのかな」と思った 真っ先に頭に浮かんだのは、ルイの治療のことだった。 てんかんの治療で、何度か保険を使った。 もしかして、それが理由なんじゃないか。 そんなふうに考えて、少しだけ、胸の奥がざわついた。 保険料表を見てわかったこと 書類に載っていたQRコードから、保険料表を確認してみる。 わかったことは、年齢ごとに金額が決められていること。 治療歴や利用回数による個別の変更はないようだ。 ほっ。 ちなみにルイが加入しているのは、 ペット&ファミリー損害保険株式会社の「げんきナンバーわんスリム」 。 来年の保険料は、 年額20,050円 。 前回は 18,150円 だったので、少しだけ上がっていた。 保険料は上がったけど、わたしはこの保険を続ける 正直、「気持ち高くなったな」とは思う。 それでも、わたしはこの保険を続けるつもりでいる。 この保険があったから、ルイがてんかんになったとき、「どうしよう」と立ち止まらずに済んだ。 今年、検査や診察にかかった費用は、合計で 200,780円 (保険適用外の医療費は除く)。 そのうち、保険で戻ってきた金額は、 132,629円 だった。 保険には、ほんとうに助けられた。 だからこれは、仕方なく払っているお金じゃない。 今のわたしたちにとって、必要だと納得して支払っているお金だ。 更新のお知らせを前にして ペット保険について考える時間は、そのまま、ルイのことを考える時間でもある。 今は元気でも、いつ何があるかわからないという現実。 そのとき、立ち止まってしまわないために、わたしは保険に入っている。 備えあれば、憂いなし。 一方で...

うちの猫がてんかんになった #2|大学病院でのMRI検査

イメージ
画像生成:Gemini 愛猫ルイのMRI検査当日。 絶食の切なさ、大学病院での長い待ち時間、そして結果を待つ恐怖。 高額な費用とペット保険のリアルな数字も交え、猫のてんかんと向き合った濃密な一日の記録を綴ります。   前回の記事はこちら ▶ うちの猫がてんかんになった #1 | はじまりの日 ※この記事は、うちの猫がてんかんを発症した当時に日記として書き残していたものを、ブログ用に少しだけ書き直した記録です。  大学病院へ行く日 ルイが大学病院で、MRI検査を受けることになった。 てんかんの症状が、はじめて出てから二日後のことだった。 何も知らないルイ 前日からの絶食 前日の夜から絶食。 朝は少量の水だけは飲んでいいけれど、ごはんはあげられない。 いつもごはんが出てくる時間になっても、今日はお皿が置かれない。 不思議そうな顔で鳴きながら、ルイは何度もわたしのあとをついて回る。 胸の奥が、きゅっと痛んだ。 すんなりキャリーに入るルイ 予約は10時。 そこまでの時間が、やけに長い。 家を出る時間になってキャリーを出すと、ルイは一瞬こちらを見てから、すっと中に入った。 賢い子だな、と思う。 それでも車に乗ると、普段の通院よりも長く、鳴き続けていた。 はじめての大学病院 大学病院は、思っていたよりずっと大きかった。 診察室がいくつも並んでいて、犬や猫を連れた人がたくさんいる。 ここにいる子たちは、みんな何の病気を抱えているんだろう。 そんなことをぼんやり考えていたら、ルイの名前が呼ばれた。 診察室での説明 診察室には、眼鏡をかけた若い先生と、その後ろに学生さんが立っていた。 ルイの症状を説明すると、先生は静かに話を聞いてくれて、かかりつけの先生と同じことを言った。 おそらく、てんかんの症状でしょう。 猫のてんかんについて 前回の記事にも書いたが、猫のてんかんは、大きく分けて二つに分類される。 脳の異常が原因で起こる「構造的てんかん」と、原因がはっきりしない「特発性てんかん」。 ルイは、血液検査とレントゲンでは異常がなかった。 だから今日は、MRIで脳の状態を確認するのだ。 MRI検査の流れ MRI検査は全身麻酔が必要になる。 まず、麻酔に体が耐えられるかを調べ、その結果が出るまでに2〜3時間...

わたしの乳がん備忘録 | 記事まとめ

イメージ
画像生成:Gemini わたし自身の乳がん体験を、少しずつ書き残している「備忘録」のまとめです。 告知を受けたあのとき、わたしは暗闇の中で、自分と同じような痛みや迷いを通ってきた誰かの言葉を、必死に、お守りのように探していました。 ここにある記録が、いま同じ場所で立ち止まっている誰かにとって、「少し先を歩く、誰かの体温」として届くことを願っています。 ▼これまでの記録 付き合って1週間で乳がん告知。彼に別れを切り出した夜と、救われた言葉 └ 何気ない違和感から検査に進むまでの記録 - 治療と未来のために——妊孕性温存を決意 └ 治療前に妊孕性温存を選んだ理由と迷い - 乳がん告知後、彼の両親へ挨拶に行った日 └ 彼の両親へ挨拶に行った日の出来事と、そのとき抱えていた気持ち - 【乳がん術前検査】PET-CTの絶食やスマホ禁止が辛い…体験談と自分へのご褒美 └孤独な待ち時間や空腹を乗り越えて受けた「PET-CT」検査の等身大レポート - 【乳がん】親の心子知らず。卵子凍結や治療をめぐる両親の本音と、さすってくれた手の温かさ └ふとした瞬間に垣間見えた両親の切実な思い - 乳がんって言ったこと後悔してる|職場復帰後の「空気感」とわたしの選択 └「元気?」が苦痛。わたしが選んだ言わない自由 - 【乳がん全摘】手編みの乳パッド「ちあぱい♪」を編んでみてわかった、母と姉の無言の激励 └左胸を失う不安を溶かした、手編みの温もり - 【実体験】乳がんで後悔した保険選び。20代の自分に伝えたかったこと └乳がんを経験して気づいた保険との向き合い方 - 【手術レポ】左胸全摘とセンチネルリンパ節生検、14個の郭清のこと └左胸を失う日。4時間の手術と「南の島」の不思議な記憶 -  2週間の入院。病院の冊子には載っていなかった必需品のこと └不安を準備で埋めたあの日。術後の不自由を救ってくれた7つのリアルな持ち物 - 【乳がん入院生活】左胸全摘後、情報の海に溺れたわたしを救ったのは半沢直樹だった └ リンパ浮腫の恐怖に一人で押し潰されそうだった夜、まさかのドラマが灯してくれた小さな火 乳がんを経験し、治療を経て今、わたしがどんなふうに毎日を過ごしているかについては、こちらに書いています。 ▶︎ 自己紹介 もしよかったら、今のわたしの暮らしも覗きにきてください。 【ご一読ください】...

乳がん治療と未来のために——妊孕性温存を決意

イメージ
画像生成:Gemini 乳がんステージ2Aと診断され、全摘手術と抗がん剤治療を前に、「将来、子供を授かる可能性」をどう残すか。 悩んだ末に私が決断した、「卵子凍結(妊孕性温存)」の全記録です。 この記事は、当時インスタグラムに書いていた乳がんの話を、ブログ用にまとめ直したものです。 自分の記録として、そして、誰かの役に立てばうれしいなと思って書いています。 乳がん治療のリスクー妊孕性を失うかもしれないということ 左胸にできた小さなしこりと、ぴりつくような痛みを覚え、病院にかかった。 精密検査の結果、 乳がん ステージ2A/ルミナールHER2 といわれた。 そこから決まった治療が、 左胸の全摘出 4〜6ヶ月の抗がん剤治療 5〜10年のホルモン療法 (女性ホルモンを抑える薬を毎日服用) 治療の説明を受ける中で、抗がん剤は卵巣にダメージを与えるため、年齢的に閉経のリスクがあると言われた。 仮に閉経しなかったとしても、ホルモン療法の期間中は胎児奇形のリスクがあるため、避妊が必須とのこと。 治療がすべて終わる頃には、40歳を超えている。 今はパートナーはいるけれど未婚で、子どもはいない。 でもいつかは子どもを…となんとなく思っていたから、子どもが望めないかもしれないという現実がショックだった。 そんなわたしに先生が提案してくれたのが、生殖補助医療による妊孕性温存し、治療後に子どもを諦めない可能性を残すというもの。 妊孕性(妊娠する力)を温存する方法 妊孕性=妊娠する力を温存するための生殖補助医療は、次の3つの方法がある。 卵子凍結 受精卵凍結 卵巣組織凍結 未婚のわたしは、卵子凍結か卵巣組織凍結ができるとのことで、短い期間の中でどちらを選択をするかすごく悩んだ。 悩んで、調べて、そして決断したこと 妊孕性について調べれば調べるほど、現実的なこと—— お金、時間、手間、リスク——が次々に出てきた。 たとえば生殖補助医療は保険適用外で、自治体の助成金がある場合もあるけれど、基本は自己負担だ。 それでもわたしは、悩みに悩んで卵子凍結をすることに決めた。 「未来の可能性を少しでも残したい」と思ったから。 乳がんになって初めて知った言葉、妊孕性。 そのほかにも、毎日のように“初めて知ること”が増えている。 わたしの世界がすこしずつ、変わっていっている。 ...

シャルトリューのルイと暮らす毎日|記事まとめ

イメージ
画像生成:Gemini わたしたちの暮らしの真ん中にいる、ルイのこと。 シャルトリューという、どこか不思議でいとおしい猫との、なんでもない日常や、少しだけ足元が揺らいだ日々の記録をまとめてみました。 ▼ルイ関連記事 【うちの猫ルイのあれやこれや】      ルイと暮らす日々のあれやこれやをゆるっと。 シャルトリューという猫の魅力を紹介!うちの猫ルイの場合 猫のペット保険、更新で保険料が上がった話 【2025年】猫にかかった費用を見直してみた|MRI検査18万円と、救ってくれたペット保険 ちゅーる40本入りの底値はどこ?2025年値上げ後の相場と「まとめ買い」の罠 【うちの猫がてんかんになった】   ルイの病気のことを記録しています。 #1 | はじまりの日 #2 | 大学病院でのMRI検査 #3 | ルイの「小さなお守り」と投薬の記録 #4 | 投薬1ヶ月。消えない発作と甘えるルイ。 #5 | 毎日の投薬。自由をくれた給餌器 #6 | 失禁を伴う発作、フェノバルビタールへの切り替え #7 | 発作が止まった後に起きた肌トラブルと、手作りカラーの夜 #8|発作がフェノバルビタールで「0」に。1ヶ月の経過報告 #9|ジアゼパム卒業。戻ってきたゴロゴロ音と軽やかな足取り 同じ空の下で、猫と暮らす誰かの心が、ほんの少しだけ軽くなるような場所になればいいなと思っています。

うちの猫がてんかんになった#1 | はじまりの日

イメージ
画像生成:Gemini 愛猫ルイが突然のてんかん発作。 早朝の恐怖、病院での診断、そして高額なMRI検査を決意した理由。 ペット保険の見直しに救われた実体験とともに、猫のてんかんと向き合い始めた日々の記録を綴ります。 ※この記事は、うちの猫がてんかんを発症した当時に日記として書き残していたものを、ブログ用に少しだけ書き直した記録です。  わが家には、猫のルイがいる。 今年で4歳になるシャルトリューの男の子で、わたしたち夫婦は彼を息子だと思っている。 とにかく可愛くて、どうしようもなく大切な存在。 そんなルイが、今年の7月、てんかんを発症した。 わたしたちの宝物 早朝、突然の発作 それは早朝のことだった。 ものすごい勢いでトイレから飛び出してきたかと思うと、聞いたこともない、けたたましい足音を立てながら、部屋中をのたうち回り始めた。 しばらくして、その場にゴロンと倒れ、手足がびくびくと痙攣する。口からは、よだれがつららのように垂れ下がっていた。 ……てんかん? 詳しく知っていたわけではないけれど、「こんな症状だ」と聞いたことがある。 慌ててネットで調べると、出てくる情報は、どれもルイの様子と一致している。 発作自体はすぐにおさまったけれど、「すぐに病院へ行きましょう」と書かれていた。 でも、病院が開いていない 問題は時間だった。 早朝で、田舎の動物病院はどこも開いていない。 少し離れた都市部の病院は深夜対応はしているけれど、早朝はやっていなかった。 どうすることもできず、朝一番で病院に連れていくしかない。 病院が開くまでの時間、ただただ、怖かった。 猫のてんかんについて調べてみる 病院が開くのを待っている間、猫のてんかんについて調べてみた。 猫のてんかんは、大きく2つに分類されるらしい。 ・ 構造性てんかん 水頭症や脳腫瘍など、脳の構造的異常が原因。 原因を治療することで、発作を抑えられる可能性がある。 猫のてんかんの約6割を占める。 ・ 特発性てんかん 原因不明。 完治は難しいが、抗てんかん薬による治療で発作をコントロールしていく。 全体の約2割。 ……うちのルイは、どっちなんだろう。 いや、そもそも、てんかんじゃなかったら? 考えれば考えるほど、不安が募っていった。 病院での診察と説明...

付き合って1週間で乳がん告知。彼に別れを切り出した夜と、救われた言葉

イメージ
画像生成:Gemini 2020年夏、乳がんの告知を受けた。 付き合って間もない彼への葛藤、支えられた言葉。 インスタグラムに綴っていた当時の記録を、ブログとしてまとめ直しました。 新しい恋が始まって1週間で発覚した乳がん 2020年夏。わたしの止まっていた時間が、ようやく動き出したはずだった。 離婚してから3年。 「もう一度、誰かと幸せになってもいいのかな」 そう思える人に出会った途端のことだった。 バツイチ同士、不器用ながらも「これから二人で歩んでいこう」と笑い合った。 けれど、付き合ってわずか1週間。 わたしの左胸に、乳がんという冷たい現実が影を落とした。 「結果が出るまで、黙っていようか」 病院での精密検査が進む中、最初は「ステージ1」の可能性があると言われていた。 けれど、検査を重ねるほどに不安は募る。 現時点でわかっていたのは、わたしのがんは手術、抗がん剤、ホルモン治療が必要なタイプだということ。 髪が抜け、体にメスが入る。 その恐怖と同じくらい、始まったばかりの彼との関係を失うのが怖かった。 「彼にいつ伝えようか」 信頼している友人に相談すると、こんな言葉が返ってきた。 「まだ確定じゃないんでしょ? 結果が出てから伝えても遅くないんじゃないかな」 確かに、と思った。 せっかく手に入れた3年ぶりの幸せ。 わざわざ壊すようなことをしなくても、という配慮。 けれど、わたしの心にはどうしても拭えない違和感があった。 隠したままの笑顔は、わたしには選べなかった 以前の結婚と離婚。 その経験を経て、わたしは「もう二度と、自分に嘘をついて生きていかない」と心に固く決めていた。 それは恋愛においても同じだった。 離婚してから、ありがたいことに何人かの男性との出会いもあったけれど、その中でも彼は、わたしにとってあまりに特別だった。 心から大切にしたいと思った相手だからこそ、これから始まる過酷な日々を隠したまま、上辺だけの楽しい時間を積み重ねるなんて、わたしにはできなかった。 夜の電話と、震える声 その日の夜、迷いを断ち切るように彼に電話をかけた。 「乳がんかもしれない。フェードアウトしても、恨まないよ。別れてもいいから」 突き放すような言葉。 けれど、受話器の向こうから聞こえてきたのは、拍子抜けするほど穏やかな声だった。 「別れないよ」 そ...

シャルトリューという猫の魅力を紹介!うちの猫ルイの場合

イメージ
フランスの至宝、シャルトリューのルイくんとの暮らしを紹介。 世界三大ブルー猫の特徴や、一緒の布団で眠れるようになるまでの3年間の道のり、家族にだけ見せる特別な顔など、飼い主だからこそ分かる魅力をたっぷり綴ります。 結婚前、夫と「同棲したら、猫と暮らしたいね」と話していた。 そんなとき、たまたま知ったのが シャルトリュー という猫種だった。 シャルトリューってどんな猫? フランスの至宝とも言われるシャルトリュー シャルトリューはフランス生まれで、ロシアンブルー、コラットと並ぶ “世界三大ブルー猫” のひとつ。 特徴をまとめると、こんな感じ。 ・被毛:濃いめのグレーで、ふわふわ。     ぬいぐるみみたい ・体型:大きめで、ずんぐりむっくり。     ぽてぽて ・性格:穏やかで空気を読む。     怒ったり威嚇することはまずない。 ・特徴:口元が微笑んでいるように見え、     「微笑み猫」とも呼ばれる。 わたしたち夫婦は、どうやら「大きくてずんぐりした猫」が好みだったらしい。 きれいなグレーの被毛と、ぽてぽての体型に一目惚れして、「いつかシャルトリューと暮らそう」と決めた。 豪快に眠るフランスの至宝 夢だったシャルトリューをお迎え 同棲が始まってから、話はとんとん拍子に進んだ。 ある日、車で行ける距離にシャルトリューのブリーダーさんがいることを知り、猫舎にお邪魔することに。 面会スペースで出会ったのは、手のひらサイズの子猫。 緊張しながら撫でると、あまりの小ささと、ふわふわの毛並みに感動した。 初対面なのに、子猫はゴロゴロと喉を鳴らし、手にすりすりしてくる。 子猫時代のルイ…お目目がまだキトゥンブルー その瞬間、ふたりとも完全に心を奪われてしまった。 「この子を、絶対に幸せにしよう」 そう誓って、わが家に迎えたのが ルイ だ。 一緒に暮らしてわかったこと お迎え前、ブリーダーさんにこんなことを言われていた。 「シャルトリューは、時間がかかる子です」 そのときは正直、「マイペースってことかな?」くらいにしか思っていなかった。 でも一緒に暮らしてみて、 心を開くのに、時間が必要な猫なんだ と実感した。 ルイの成長メモ ・1年目:同じベッドの端っこで眠ってくれるようになった ・2年目:ご機嫌なとき、背中に飛び乗ってくるようになった ・3年目:冬になると、布団に入っ...

自己紹介

イメージ
このブログは、子なし夫婦ふたりと猫一匹で暮らすアラフォー主婦が、日々の生活や感じたことを記録している個人ブログです。 乳がんの治療経験や妊孕性温存の体験、病気をきっかけに見直した暮らし方について、実体験をもとに綴っています。 猫との暮らし、夫婦のこと、家計や日常の工夫など、等身大の生活記録を中心に更新しています。 ごあいさつ こんにちは、はじめまして。 そう と申します。 会社員の夫と、シャルトリューの猫・ルイと一緒に、片田舎で静かに暮らすアラフォー主婦です。 わたしは数年前、病気をきっかけに「がんばり続ける生き方」をいったん手放しました。 それからは、 自分のペースで生きること を、いちばん大切にしています。 このブログによく登場するひとと猫 【そう(わたし)】 病気をきっかけに、“がんばりすぎない生き方”を選んだセミリタイア主婦。 もともと自分を追い込みがちな性格で、働くと、つい無理をしてしまうタイプでした。 「このままじゃ体によくないな」と感じて、今は在宅でオンライン秘書として、自分のペースで働いています。 最近は、かぎ針・棒針の編み物にどハマり中。 心がさわさわするときでも、手を動かしていると不思議と気持ちが落ち着く。 編み物は、わたしにとって“やさしい時間”をくれる大切な趣味です。 【夫】 わたしとは再婚同士。 やさしくて、基本的にわたしのすることを否定しない人です。 ただし、病気の治療に関する泣き言だけは「それだけはダメ」と、厳しい一面も。 わたしとは真逆のリズムで生きていて、時間の流れが、わたしの3倍くらいスロー。 そのゆっくりしたペースに、いつも助けられています。 【猫のルイ】 シャルトリューという猫種の男の子。 甘えん坊で、優しくて、ちょっと不器用。 特発性てんかんと付き合いながら、今も穏やかに、毎日を過ごしています。 このブログの主役です。 ▶︎  ルイとの暮らしのことは、こちら シャルトリューのルイと暮らす毎日|記事まとめ 子なし夫婦のこと わが家には、子どもがいません。 実はわたし、乳がんサバイバーで。 結婚前に病気が見つかり、卵子を凍結しました。 ▶︎ 乳がんと妊孕性温存についてのお話はこちら ( わたしの乳がん備忘録 | 記事まとめ ) 結婚後は妊活にも挑戦しましたが、結果的に子どもを授かるこ...