投稿

2月, 2026の投稿を表示しています

うちの猫がてんかんになった #9|ジアゼパム卒業。戻ってきたゴロゴロ音と軽やかな足取り

イメージ
画像生成:Gemini  前回の記事はこちら ▶  うちの猫がてんかんになった #8|発作がフェノバルビタールで「0」に。1ヶ月の経過報告 ※この記事は、うちの猫がてんかんを発症した当時に日記として書き残していたものを、ブログ用に少しだけ書き直した記録です。 これまでのこと:嵐のあとの凪(なぎ) 去年の夏、突然始まったルイのてんかん発作。 暗闇の中を手探りで進むような日々だったけれど、フェノバルビタールに切り替えてから、発作の回数は「0」になった。 真っ赤に腫れていた皮膚トラブルも嘘のように消え、ようやく私たちは「静かな日常」の入り口に立っている。 薬が減るということ、ルイが戻ってくるということ 前回の診察から2週間、フェノバルビタールとの相性が良かったルイは、発作「0」を継続したまま、新たなステップを踏み出した。 1日2回に減らしていたジアゼパムを、1日1回へ。 そしてそこからさらに2週間、何事もなく穏やかに過ごせたことで、ルイは ジアゼパムを卒業 することになった。 薬が1種類減る。 それは単に飲む回数が減るということ以上に、ルイの体から「薬の影」が薄くなって、本来の姿が戻ってくるような、そんな感覚だった。 「黄色いお薬(ジアゼパム)もう飲まなくてもいいんだってー」 消えていたゴロゴロ音が、また聞こえ始めた ジアゼパムをやめてから、家の中に少しずつ、けれど確かな変化が起きた。 まず、歩くときの足音。 これまではどこか足元がおぼつかないような、ドタドタとした重い音がしていたけれど、今はすっかり静かになった。 しなやかで、軽やかな、本来の猫らしい足取り。 足音がしないから振り向いた先にいるとびっくりすることも そして何より嬉しかったのは、 喉の「ゴロゴロ」という音 が戻ってきたこと。 一時期、撫でても機嫌が良くても、あの音が聞こえなくなっていた。 ネットで調べたら「大人になると鳴らさなくなる子もいる」なんて書いてあったから、「ルイも大人になったんだね」なんて自分を納得させていたけれど。 薬をやめた途端にまた喉を鳴らし始めたルイを見て、「ああ、やっぱり薬の影響でしんどかったのかな」と胸が締め付けられた。 本人はケロッとしているからわかりづらいけれど、小さな体でずっと頑張っていたのだ。 大学病院の先生の言葉を、お守りにして 日中、起きている時間も長くな...

【2026最新】「豊臣兄弟!」大河ドラマ館と名古屋中村を巡る・半日モデルコース|混雑回避と30分100円駐車場の裏技

イメージ
豊臣兄弟の故郷を歩く。名古屋・中村公園への半日タイムトラベル 大河ドラマを観ることは、 わたしの毎年の楽しみのひとつ。 きっかけは、 子どもの頃に夢中になった『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』だった。 ドラマや映画で豪華な俳優陣が勢揃いして、 一年という長い時間をかけて物語を紡いでいく。 その圧倒的なスケールと奥深さに、 わたしの心はすっかり奪われてしまった。 それ以来、 気になる歴史上の人物が主人公の年は、 欠かさずその世界に浸ることにしている。 そして今年の大河は『豊臣兄弟!』。 実は戦国武将の中でも、 わたしは秀吉が好き。 さらにわたしの「推し」武将たちは、 総じて皆豊臣方だったりする。 気合を入れて観ないわけにはいかない。 画面越しに物語を追いかけるだけじゃなくて、 もっと深く、 あの時代の空気を感じて、 ドラマの世界観にどっぷりと没入したい! そんな想いに突き動かされて、 夫と、 名古屋駅からもほど近い「中村」へと向かった。 秀吉と秀長の兄弟が生まれた、 歴史のエネルギーが満ちている場所。 今回の旅のメインは期間限定で開館している「大河ドラマ館」を訪ね、 周辺に点在するゆかりの地を巡ること。 大好きな武将たちが駆け抜けた時代の熱量を肌で感じてきたい。 そうすれば、 ドラマを観るのが今の何倍も、 何十倍も楽しくなること間違いなしだ。 そもそも「大河ドラマ館」って? 大河ドラマ館とは、その年のドラマの舞台となった土地に期間限定でオープンする特設展示施設のこと。 実際に撮影で使用された衣装や小道具、緻密に再現された舞台セットなど、画面越しに観ていた世界を間近で体感できる、ファンにとってはたまらない場所だ。 出演者のサイン色紙やメイキング映像など、ここでしか見られない貴重なコンテンツも多くて、物語への理解をより深めることができる。 わたしも過去に『真田丸』や『おんな城主 直虎』の大河ドラマ館へ足を運んだけれど、あの空間に足を踏み入れるだけで、ドラマのシーンが鮮やかに蘇ってくるのがいい。 「大河ドラマ館」という場所が、そっと繋いできたもの 今では当たり前のように毎年開館する「大河ドラマ館」。 そのルーツをそっと辿ってみると、1987年の『独眼竜政宗』のときに仙台市で行われた展示にまで遡る。 そこからいくつものドラマが放映され、時代が移り変わる中で、2008年の『篤姫』...

月3万のお小遣いでSwitch2を買ってくれる夫。その「魔法の種明かし」

イメージ
夫がSwitch2を買ってくれた。 きゃっほー! 3月5日に発売される『ぽこ あ ポケモン』がどうしてもやりたくて、でも本体から揃えるのはさすがに……と躊躇していたわたしに、プレゼントしてくれたのだ。 しかもソフトも買ってくれるらしい。 神か。 最新のゲーム機がわが家にやってくる喜びとともに、ふと冷静になって考えてしまう。 ……夫のお小遣い、月3万円だよね? Switch2の本体とソフトを合わせれば、ざっと見積もっても 6万円近く かかる計算だ。 自分のおこづかい2ヶ月分が、一瞬で吹き飛ぶような買い物。 決して多くはない、むしろかなり節約して頑張っている部類に入るはずなのに、彼はその「2ヶ月分の全財産」に相当する額を、わたしの楽しみのために迷わず差し出してくれる。 「俺のおこづかいは、そうちゃんのために使うためにある」 とまでのたまう。まじか。 ……ちなみに、わたしのお金はわたしのものだ。 半分冗談で、半分本気。 そんな夫のおこづかいだけれど、なぜか毎月の「余剰金」が貯まっていることをわたしは知っている。 一体、どうやって? その秘密をのぞいてみたら、そこには彼の ナチュラルで賢いスタイルと恵まれた環境 があった。 1. 最大の強み、そもそも物欲がない 彼は、自分の持ち物を増やすことに全く興味がない。 お小遣いの使い道といえば、お気に入りのシャンプーや化粧水といった日用品、週に1、2回のコンビニスイーツ、そして週末のおやつ代。 もちろん、いつもわたしの分も一緒に。 驚くことに、基本それだけ。 被服費は家計から出すルールだけれど、そもそも新しい服を欲しがらない。 今、彼が部屋着として愛用しているパーカーなんて、10年超えの選手だ。 「今あるもので、十分心地いい」  彼はそれを意識してやっているのではなく、ごく自然に、当たり前のこととして日々を過ごしている。 2. 「付き合いの飲み代」が、人生から消えている さらにお財布に優しいのが、彼の体質と職場環境。 そもそも彼はお酒を飲まないし、飲み会そのものに全く興味がない。 職場も頻繁に飲み会があるような社風ではなく、たまにある親睦会などは社長が全額出してくれるという太っ腹な環境なのだ。 唯一の例外は、年に1、2回、中学・高校の同級生と集まる食事会くらい。 それ以外、世のサラリーマンが一番頭を抱える「付き合いの飲み代」...

難しそうは勘違い?半年でセーターまで編めたわたしの棒針編み上達ロードマップ

イメージ
画像生成:Gemini ※この記事はアフィリエイト広告を含みます。 去年の夏、愛猫のルイがてんかんを発症した。 突然のことにわたしの心はかき乱されて、どうしようもなくざわついていた。 震えるような不安をどこかに逃がしたくて、わたしはかぎ針を手に取った。 一番最初に編んだのは、ダーラナホースの エコたわし 。 不器用なはずの自分の指先から、確かな形が生まれてくる。 その小さな手応えが、壊れそうだった心を少しずつ、静かな場所へと連れ戻してくれた。 はじめて誰にも頼らず編んだ作品……わたしの編み物ブームはここから始まった それからルイのための首輪、自分用のトートバッグ。 無心に編み進めるうちに、わたしの周りには手仕事の温かさが溜まっていった。 編み図を間違って理解してて、何度もやり直した猫の首輪 模様編みにも挑戦! そんなわたしの様子を聞きつけた姉が、ある日一冊の編み物の本をくれた。 開いてみると、そこに載っていたのはほとんどが棒針編みの作品。 「編み物といえば棒針だよな」 ドラマや漫画で見る、あの2本の棒をカチカチさせる光景。 ずっと憧れはあったけれど、針が2本あるだけで急に難易度が跳ね上がる気がして、なかなか手が出せなかった。 でも、ページをめくるたびに目に飛び込んでくる、柔らかそうなニットの質感。 眺めているうちに、わたしの中に「これを自分の手で編んでみたい」という、小さくて強い好奇心が芽生え始めていた。 ステップ1:基礎の「き」を学ぶ(1〜2ヶ月目) 9月、意を決してフェリシモの棒針講座を始めた。 ▼わたしが棒針編みを習っている講座はこれ はじめてさんのきほんのき 棒針編みレッスン この講座を選んだのは、必要な棒針も糸もすべてセットになっていて、自分であれこれ準備する必要がなかったから。 初心者は「まず何を揃えればいいの?」というところで立ち止まりがちだけれど、届いたその瞬間に始められる手軽さは、何よりの助けになったと思う。 ……なんて、意気揚々と封を開けたものの、さっそく大きな壁が目の前に現れた。 「作り目」がわからない: 最初の最初、針に糸をかける「作り目」のやり方がどうしても理解できなくて、早々に挫折しかけた。 【救世主、あらわる】: 隣で動画を見ていた夫が「こうだよ」と教えてくれて、なんとかことなきを得た。不器用さんは、自分一人で抱え込まずに、動画を器...

2週間の入院。病院の冊子には載っていなかった必需品のこと

イメージ
画像生成:Gemini ※この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれています。 乳がんの手術で2週間入院したわたしが、実際に使って心から便利だとしたグッズを7つ紹介。 病院の冊子には載っていない、術後の不自由さを救ってくれたユニクロのインナーや 100均のアイデア商品など、リアルな持ち物備忘録。 不安を「準備」で埋めていた、あの時のわたし 今振り返ってみると、乳がんだと告げられて、相当ショックだったはず。 なのに当時のわたしは、何かに取り憑かれたように「入院に必要なもの」や「便利なグッズ」をせっせと調べていた。 それはきっと、自分のこれからの生活がどうなってしまうのかわからない不安を、準備を整えることで必死に埋めようとしていたんだと思う。 病院のしおりには載っていない、2週間のリアルな必需品 基本的な持ち物は病院の冊子を見ればいいけれど、実際に2週間入院して「これがあって本当に助かった!」と思ったプラスアルファのアイテムを、わたしの経験から書き残しておきたい。 ①100均のワンプッシュペットボトルキャップ 入院前にインスタで情報収集をしていた時、「術後は腕が上がりにくいし、ペットボトルのキャップをひねる動作すら大変」という投稿を見かけた。 「マジで? それは困る……」 そう思って、すぐに買いに走ったけれど、これがもう大正解だった   わたし の場合、術後の痛みは全然なかった。 だけど、わきの下にずっと筒状に丸めたタオルを挟んでいるような、独特な違和感あって。 腕を動かすこと自体が、とにかく億劫でたまらなかった。 そんな時、ひねる動作をしなくていいのは本当に助かった。 これがあれば指一本で、ペットボトルのキャップをポンッと開けられる。 こんな便利なものが100円均一で買えるなんて、良い時代だ。 これから入院する人に「とりあえず買って!」と伝えたい。 ②前開きの下着(ユニクロ) 検査や診察のたびに、服を脱いだり着たりするのは、意外なほど体力を削られる。 だから前開きの下着は、絶対に必要だった。 病院の売店にも置いてあったのだけれど、なんだか「いかにも医療用」なデザインで、値段もそれなりにした。 どうしようか迷っていたとき、看護師さんが「ユニクロからも前開きのインナーが出たんだよ」と教えてくれた。 乳がん患者や介護が必要な人のために開発されたらしい。ユニクロ...

うちの猫がてんかんになった #8|発作がフェノバルビタールで「0」に。1ヶ月の経過報告

イメージ
画像生成:Gemini 前回の記事はこちら ▶  うちの猫がてんかんになった #7|発作が止まった後に起きた肌トラブルと、手作りカラーの夜 ※この記事は、うちの猫がてんかんを発症した当時に日記として書き残していたものを、ブログ用に少しだけ書き直した記録です。 フェノバルビタールに変えて1ヶ月、発作は「0」 薬をフェノバルビタールに切り替えてから、ちょうど1ヶ月が経った。 この1ヶ月間の発作の回数は、ずっと「0」のまま。 これまでは、何かあればすぐにGoogleカレンダーを開いて、時間を細かく記録していた。 でも、最近はアプリを開くこともない。 カレンダーの履歴が病気の記録で埋まっていくのを見るのは、やっぱりどこか心が削られるような思いがあったから、この変化は本当に大きい。 朝起きて穏やかな顔を確認し、夜も大きな心配をせずに眠りにつける。 そんな当たり前の日常が、今は何よりも大切で、心の底からホッとしている。 これまでの苦労が、やっと報われたような、そんな静かな喜びを感じる今日この頃。 あのアレルギー騒ぎは何だったんだろう? 前回の記事で書いた、アレルギーの症状についても大きな変化があった。 病院で処方された「アポキル」というアレルギーの薬を飲んだら、みるみる良くなっていったのだ。 真っ赤に腫れていた皮膚が、スルスルと元に戻っていくのを見て、ただただ驚いた。 さらに不思議なのは、今はもうそのアポキルも飲んでいないのに、アレルギー症状が全く出ていないこと。 原因がはっきりしないのは少しモヤモヤするけれど、あんなにかゆがっていた姿を見なくて済むようになったのは、本当に救われる。 「あれは一体何だったんだ……」って今でも思うけれど、嵐が過ぎ去ってくれたなら、今はそれでいいと思っている。 カラーが外れるのはかさぶたが消えてからかなあ ジアゼパムを減らす、という大きな一歩 主治医の先生と相談して、もう一つ前向きな決断をした。 これまで1日3回飲んでいたジアゼパムを、1日2回に減らすことになった。  薬の回数が減るというのは、それだけ今の状態が良いと認められた証拠。 もともとジアゼパムを飲んでいたけれど、猫のルイにとってはそれだけではなかなか思うような効果が見られなかった。 けれど、フェノバルビタールに変えてから、ようやくこうして「安定」という手応えを感じること...