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1月, 2026の投稿を表示しています

毎日食べるダノンビオを安く買いたいと思うことは、資産形成の第一歩なんだよ。

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198円の境界線 お風呂あがり、夫と並んでダノンビオを食べる。 それが、わたしたち夫婦の静かな夜のルーティン。 毎日食べるものだからこそ、買い出しでは「底値」をめぐる、ちょっとした、けれど真剣な戦いが繰り広げられる。 ダノンビオを買ううえで、わたしのなかには揺るぎないルールがある。 「ダノンビオは税抜168円〜198円なら買い。200円を超えたら、その店では買わない」 正直に言うと、198円のときは「ぐぬぬ……」と心の中で呻きながらカゴに入れている。 たかが数十円の差。 でも、そのこだわりが、わたしの生活を自分の手でコントロールしている実感を与えてくれる。 税抜220円の絶望と、138円の救済 今日、初めて立ち寄ったスーパーでのこと。 ダノンビオの棚を覗き込んで、思わずのけぞりそうになった。 「税抜220円」 今まで見たこともないような、強気な数字。 わたしのボーダーラインである198円を、軽々と超えてきた。 「なんじゃこの店……」 不機嫌な気持ちが首をもたげ、踵を返そうとしたその時だった。 振り向いた先のワゴンに、ダノンビオ(トロピカルマンゴー&パイン 味)がいた。 お値段「税抜127円」 **「現品限り」**の文字。 目を疑った。 買いも買ったり! プレーンやアロエに比べて少しレアで、安売りされているところなんて一度も見たことがないマンゴー味。 それがわたしの底値ラインを遥かに下回って、ワゴンの中で「現品限り」の光を放ちながら、ポツンとそこにいた。 220円という絶望のすぐ隣に、127円の救済。 買い物をしていると、ときどきこういうドラマチックな落差があるから面白い。 さっきまでの不機嫌はどこへやら、わたしの心は宝物を見つけた子供みたいに跳ねた。 豊かな「みみっちさ」 ちなみに、ダノンビオはネットだとありえないくらい高い。 お店の倍以上の価格のものもざらだ。 買いに行く手間が省ける便利さはあるけれど、わたしはこれからも、自分の足で手に入れるスタイルでいこうと思う。 たかだかダノンビオの1つや2つで 「みみっちい」 自分でもそう思う。 でも好きなんだもの、お得に買うのが。 スーパー巡りも楽しい。 それに、そういう小さなお金の扱い方が、めぐりめぐって、家や車の購入(いずれもキャッシュで購入)といった大きな決断をするときに、 ちゃんと自分たちを助けてく...

GOT最終章と最新作のために。わたしがU-NEXTを選ぼうとしている納得の理由と、自分への言い訳

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  止まったままの「冬」を、終わらせに行こう コロナ禍の、あの独特な静けさに包まれていた日々。 世界が止まったような時間の中で、わたしはアマプラ(Amazonプライム・ビデオ)でゲーム・オブ・スローンズという壮大な物語に浸っていた。 それは中世ヨーロッパのような世界を舞台に、ひとつの「鉄の玉座」を巡っていくつもの名家が争う物語。 知性とユーモアで逆境を生き抜く小人のティリオン、誰よりも騎士道精神を貫く不器用な女性騎士ブライエニー、そして義理堅い「玉ねぎの騎士」ダヴォス。 彼らに夢中になって、ウェスタロスの冷たい風を感じながら夜を明かした。 けれど、わたしの物語は一番待望していた「最終章」を前にして止まったまま。 当時アマプラでは最終章だけが配信されていなかったから。 数年経った今、ようやく続きを観ようとしたら、さらなる事実を知った。 あんなに身近だったアマプラの見放題はとっくに終わっていて、今、全章を見放題で観られるのはU-NEXT(ユーネクスト)だけ、ということを。 「高い」という壁が、ふとした瞬間に消えた理由 U-NEXTの月額は、2,189円。 正直に言って、サブスクとしては「ちょっとお高い」と思う。 けれど、たまたまスマホの支払い明細を眺めていたとき、あることに気づいた。 「あ、このスマホの本体代の分割払い……もうすぐ終わる。この金額、U-NEXTの月額料金とほぼ同じじゃない?」 毎月当たり前のように口座から引かれていたあの金額が、これからは「物語の世界へのチケット代」に変わるだけ。 そう思ったら、ずっと高いと感じていた壁が、するりと消えてなくなった。 今の支払いが終わるその日が、わたしのU-NEXT入国記念日になる。 扉の向こうで見つけた、意外な「本棚」 スマホ代の浮いた分を充てると決めてから、わたしは「これから自分が手にする世界」について、むさぼるように調べた。 重い腰を上げた先で待っていたのは、単なる動画配信サービスの枠を超えた、意外な景色だった。 国内トップクラスの作品数: 見放題もレンタルも含めて、動画作品数は国内最大級。映画やドラマはもちろん、アニメ、韓流、舞台、音楽ライブまで、ありとあらゆるジャンルが網羅されている。 HBO作品の独占配信: ゲーム・オブ・スローンズを制作した最高峰のブランド「HBO」の作品が、国内ではU-NEXTで...

月25万円の平穏を労働なしで守るには。7500万円の壁と、すでにある「小さな自由」。

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  あまり嫌いな人はいないと思うけれど、わたしはお金が好きだ。 だから、お得に買い物ができたときは「してやったり」と心の中で小さくガッツポーズをするし、インデックス投資の管理画面でじわじわと積み上がっていく数字を眺めるのも、静かな楽しみになっている。 でも最近、ふと気づいた。 そうやって増えていくお金を「どう使い、どうなりたいか」というビジョンが、わたしの中にはほとんどないということに。 ただ数字が増えるのを待つだけではなく、自分の理想を一度ちゃんと、手触りのある言葉で考えてみることにした。 今の生活は、もう十分だと思っている 結論から言うと、億万長者は目指していない。 というか、「今の生活水準」のまま、ずっと生きていきたい。 今の生活は、だいたいこんな感じ。 夫婦2人+猫1匹で月25万円くらいの生活費 外食は週に1回 たまに行ける旅行 派手ではないけれど、不満はない。 「もっと上」を目指して背伸びをするより、この心地よい状態を、ただただ静かに保てたらそれでいい。 できればそれを、労働ではなく「不労所得」で叶えられたら。 それは決して大きすぎる理想なんかじゃない、とてもささやかな願いだと思っていた。 突きつけられた「7500万円」という数字 けれど、その「ささやか」を労働なしで実現しようとしたとき、現実は容赦なく数字を突きつけてきた。 投資の世界の「4%ルール(資産の4%を取り崩して生活する)」に当てはめると、月25万円(年間300万円)を確保するために必要な資産額は、こうなる。 300万円÷0,04=7,500万円 正直、ひええ……となった。 7500万円なんて、今のわが家には夢のまた夢。 あまりにも遠い銀河の話だ。 わたしの理想は「準富裕層」だった 調べてみてさらに驚いたことがある。 世の中には「資産ピラミッド」という階層分けがあって、7500万円という数字は、なんと上から3番目の「準富裕層」に分類されるらしい。 超富裕層: 5億円以上 富裕層: 1億円以上 準富裕層: 5,000万円〜1億円未満 アッパーマス層: 3,000万円〜5,000万円未満 マス層: 3,000万円未満 億万長者じゃなくていいなんて言ったけれど、わたしが望んでいたのは、日本の上位10%未満ほどしかいないと言われる「準富裕層」への仲間入りだった。 自分の理想が、実はこれ...

【実体験】乳がんで後悔した保険選び。20代の自分に伝えたかったこと

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画像生成:Gemini 社会に出たばかりの頃、母に「医療保険だけは入っておいたほうがいいよ」と言われて、月3,000円の掛け捨て保険に入った。 正直、そのときは内容をちゃんと理解していたかと言われると怪しい。 「入院したらいくら出る、手術したら給付金が出る」 それくらいの認識だったと思う。 「若いうちは使わないだろうし」 「とりあえず入っておけば安心かな」。 そんな、どこか他人事のような気持ち。 自分が病気になる未来なんて、当時の私には1ミリも想像できなかった。 それから何年も経って、私は乳がんになった。 ▼乳がん関連記事はこちらにまとめています。 わたしの乳がん備忘録 | 記事まとめ 診断されて初めて向き合った「保険の真実」 診断を受けて、初めて「保険の中身」と真正面から向き合うことになった。 私が入っていたのは、本当に最低限のもの。 手術給付金と、掛け金に応じた日額の入院費用が出るだけのものだった。 けれど、そのときになって調べてみると、世の中にはもっと多様な備えがあることを知った。 がんと診断された瞬間に、どかんとまとまったお金がもらえる「診断一時金」。 手術のあとの化学療法(抗がん剤治療)などを支えてくれる「通院保障特約」。 さらに、私は乳がんになったことで「妊孕性(にんようせい)温存治療」とも向き合わなければならなかった。 抗がん剤治療の影響で、妊孕性——つまり「妊娠するための力」を失う可能性があったのだ。 手術の前に卵子凍結を行い、何年後かに凍結した卵子を用いての不妊治療も行った。 ▼あわせて読みたい 治療と未来のために——妊孕性温存を決意 こうした現実に直面して初めて、以下のような選択肢が存在することに気づいた。 女性特有の病気に対して、給付金が手厚くなる医療保険があること。 不妊治療のための入院・手術費用も「保障対象」になる場合があること。 「あのとき、もっとちゃんと調べておけば」 あの日、「安さ」と引き換えに手放してしまった保障の大きさを、治療費の領収書を眺めながら痛いほど実感した。 もう少しだけ深く考えて選んでいれば、経済的にも、そして何より気持ちの余裕が違ったかもしれない。 そんな後悔が、静かに胸に広がった。 選択肢は「保険」だけじゃないけれど もちろん、保険がすべてだとは思わない。 保険料を払う代わりに、貯金をしておく、あるいは資産運用をして...

【日本100名城・峠ステッカー・鉄印】旅を彩る「収集(コレクション)」の世界

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子なし夫婦のライフワークーー日本100名城とドラクエウォークを巡る旅 わたしと夫には、一生をかけてやり遂げたい「ライフワーク」がある。 ひとつは、**「日本100名城」**のスタンプラリー。 全国各地の名城を巡り、専用のスタンプ帳を埋めていく旅。 もうひとつは、スマホアプリの**「ドラクエウォーク」**。 各都道府県に設定された特定の場所へ行き、デジタルな「ご当地お土産」をコレクションすること。 どちらも、その場所へ自分の足で行かないと手に入らない。 子なし夫婦のわたしちにとって、それは単なる趣味を超えた、ふたりの人生を豊かにするための壮大な冒険なのだ。 「スタンプが集まるのが好きな女」としての目覚め このライフワークを続けていくうちに、わたしは自分の中にある「ある性質」に気づいてしまった。 それは、**「わたしがスタンプが一つずつ埋まっていくのが、たまらなく好きな女」**だということ。 真っ白だった枠が、旅の証で埋まっていく。 その充実感が、わたしの心の栄養になっているみたい。 そう気づいたら急に、「他にもスタンプを集めるみたいな楽しみって、もっとないのかな?」と気になりだして。 調べてみたら、素敵な世界がたくさん広がっていた。 旅のしおりに加えたい、新しい収集の世界 旅のルートにそっと添えたくなる、魅力的なコレクションたち。 詳しい概要とリンクをまとめてみた。 鉄道の記憶を綴る 「鉄印帳(てついんちょう)」 神社仏閣の御朱印の、鉄道版。 全国40社の地方鉄道が参加していて、専用の「鉄印帳」に、各社オリジナルの印をもらう旅。 手書きのものから、その土地の特産品をあしらったものまであって、ローカル線の旅がぐっと濃密になる。 ドライブの足跡 「道の駅スタンプラリー」 車移動が多いわたしちにはお馴染みの道の駅。 エリアごとにスタンプブックがあって、各駅オリジナルのスタンプをコツコツ集めていく。 全部集めると「完走証明書」がもらえるし、その土地の新鮮な野菜や美味しいものに出会えるのも醍醐味。 空の印 「御翔印(ごしょういん)」 JALが展開している空港の御朱印。 全国38空港の「JAL PLAZA(旧BLUE SKY)」店舗や空港売店で販売されている。 空港名や飛行機のシルエットが洗練されたデザインで描かれていて、旅の始まりと終わりの記録にぴったり。 峠の記憶を刻...

うちの猫がてんかんになった #6|失禁を伴う発作、フェノバルビタールへの切り替え

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画像生成:Gemini 前回の記事はこちら ▶  うちの猫がてんかんになった #5|毎日の投薬。自由をくれた給餌器 ※この記事は、うちの猫がてんかんを発症した当時に日記として書き残していたものを、ブログ用に少しだけ書き直した記録です。 止まない嵐と、新しい処方箋 前回、ジアゼパムの回数を1日2回から3回に増やした。 血液の中に溶け込んだ薬の濃度がふっと下がる、その一瞬の隙を突いて「脳の嵐」がやってくるのかもしれない。 そんな仮説に基づいた判断だった。 それまでのルイの発作の頻度を振り返ると、 前回病院へ行ってから、わずか5日後に全身発作。 それから2週間後の朝、また激しい波がルイを襲う。 その夜には顔まわりをガチガチと震わせる軽めの発作。 さらに10日後の朝にも。 嵐の間隔はあまりに短く、予測不能だった。 24日目の凪、25日目の暗転 薬の回数を増やしてからは、驚くほど順調に発作が起きずに過ごせていた。 服薬タイミングを変えてから24日目。 わたしたちは久しぶりに夫婦で舞台を観に出かけた。 自動給餌器の力も借りて、ルイはお留守番中もきちんと薬を飲むことができた。 「このまま発作が起きなければ、たまにはこうしてお出かけしたいね」 夫とそんな話をした、翌日の早朝だった。 服薬タイミングを変えて25日目。 静寂を切り裂くように発作が起きた。 全身をぶるぶるふるわせ、口からはつららのようなよだれが垂れているいつもの発作。 けれど今回は、じめての失禁を伴っていた。 おしっこがリビングのバーチカルブラインドにべっちゃり。 ルイがすぐにカーテンをボロボロにしちゃうから、家を建てるときに「これなら1枚ずつ交換できるし」と選んだバーチカルブラインド。 まさか、汚れを洗うという形でもこんなに助けられるなんて。 あの時の選択は大正解だったな、なんてこんな時に改めて思ったりした。 ルイもお気に入りなバーチカルブラインド さらにルーバーを一枚ずつ手洗いしながら、わたしは考えていた。 失禁は、たまたま排泄のタイミングで発作が起きたなのか。 それとも、症状が重くなっているのか。 昨日丸一日お留守番させたのがいけなかったのか。 慣れない自動給餌器、わたしたちがいない時間。 それがストレスになってしまった? 答えのない問いが、ぐるぐると頭の中を駆け巡る。  発作の間隔はたしかに長く...

Blogger運営記|初心者がAIと歩む試行錯誤の全記録

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2025年12月11日、このブログを開設しました。 Bloggerという場所を選び、AIを相棒にして、いまも試行錯誤の真っ最中。 そんな手探りの日々を、ここにまとめています。 決してスマートではないけれど、 一つひとつの壁にぶつかり、考え、私なりに一歩ずつ積み上げてきた、等身大の記録です。 2026年 2月:霧の中を歩く Bloggerを諦めない!「インデックス登録できない」問題を独自ドメインで突破できるか試してみた記録 ようやく書いた記事が、 誰の目にも触れない場所に浮いているような不安。 インデックス未登録という高い壁を前に、 AIと対話を重ねて見つけた解決の記録。 2026年 1月:光の方へ ブログを始めて1ヶ月。海外から『案件メール』がキタ。――断ったけど。 開始1ヶ月、届いた一通の依頼。 このブログの温度を守るために決めたことと、そのとき吹いた心地よい風の記録。 【検証中】BloggerでGoogleアドセンス合格へ。不合格の謎をAIと分析して変えたこと。 不合格という結果をAIと一緒に見つめ直した。 足りなかったのは何だったのか。 謎を解き明かしながら、次の一歩を踏み出した記録。 【ブログ初心者】「さちこ」の足跡を辿って。Bloggerのリダイレクトエラーを乗り越えた夜。 リダイレクトエラーという予期せぬ壁にぶつかった夜。 サーチコンソール(さちこ)と向き合い、エラーを乗り越えた先に見えたもの。 2025年 12月:はじまりの季節 【Blogger運営記】理想と現実の隙間で。|AIを相棒に、15記事書き続けてわかったこと AIを相棒にして15記事。 がむしゃらに書き続けてみて、ようやくわかった自分の現在地。 一歩進むたびに、また新しい謎が生まれる。 Blogger運営の道は、一日にしてならず。

【乳がん手術前日】想定外のマーキングで下着に悲劇?主治医が描いた「ひよこの曲線」の秘密

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画像生成:Gemini この記事は、当時インスタグラムに書いていた乳がんの話を、ブログ用にリライトしたものです。 自分の記録として、そして、誰かの役に立てばうれしいなと思って書いています。 わたしの胸に「ひよこ」が宿った日 あれはもう、数年前のこと。  乳がんの手術を明日に控えて、わたしは病院のベッドにいた。 入院初日は、とにかく忙しい。 まずは入院手続きの窓口で書類を出し、そこからようやく病棟へ。 息つく暇もなくPCR検査を受け、看護師さんから「看護計画」の詳しい説明を受けたりして、頭の中は常に何かを処理しているような状態だった。 そんな嵐のような時間がひと段落した頃、ようやく主治医がやってきた。 「それじゃあ、マーキングするね」 さらりと言われたけれど、わたしは少し戸惑った。 え、マーキング? そんなことするなんて、聞いてない。 有無を言わさず、全摘する左胸にペンでガイドラインが描かれていく。 部屋には主治医のほかに、彼が指導しているらしい若い男性医師もいて、どこか授業のような、独特の緊張感が漂っていた。 主治医は50代オーバーの、いわゆる「ベテランのおじさん」だ。 その先生が、若い医師に切り方の説明をしながら、さらさらと迷いなくペンを動かす。 「ここはね、まっすぐ切るんじゃなくて、ヒヨコちゃんみたいに~」 そう言いながら、ひよこの背中のような、柔らかな曲線を描いていく。 ひ、ヒヨコちゃん……!? 重苦しいはずの診察室で、その言葉だけがぽんっと浮いて、キラキラして見えた。 「マーキングなんて聞いてないよ」という動揺も、先生のその一言でふにゃりと溶けてしまった。 これから描くメスのラインを指して、先生は「ひよこちゃん」なんて言っている。 そのギャップに、わたしは思わずニヤけてしまった。 今思い出しても、あれはあの時期に出会った中で、最高に強烈なパワーワードだった。 白いインナーと、ひよこの代償 そういえばこの記事を書いていて思い出したのだが、「ひよこちゃん」には、ちょっとした代償があった。 聞いていなかったマーキング。 当然、対策なんてしていない。 わたしは何も知らずにお気に入りの白いインナーを着ていってしまい、結果、びっくりするくらい汚してしまった。 もし、これから手術に向かう人がこの記事を読んでくれているなら、これだけは伝えたい。 マーキングの日は、「...

「データ入力・高時給」の正体。わたしが経験した釣り求人と、怪しさを見抜くチェックリスト

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「データ入力・高時給」という求人を見て、 「これって釣り広告じゃないの?」と疑っている方へ。 10年の経理キャリアと大病を経て、 再出発の仕事を探していた私が実際に経験した 「派遣会社の巧妙な手口」と、 不誠実な求人を見抜くためのチェックリストを公開します。 結論から言うと、 違和感を感じたらその場所からは潔く離れるのが、 自分を守る唯一の方法です。 期待と、再出発の予感 10年ほど経理として働いてきたけれど、 数年前、 乳がんを患ったことをきっかけに一度キャリアに区切りをつけた。 治療が少し落ち着いて、 少しずつ社会に戻ろうとしたあの頃のわたしは、 まだどこか心も体も心許なくて、 あの数字に追われる決算の荒波にはもう戻れないと感じていた。 そんなとき、 とある派遣会社がネットで募集していた求人がすごく魅力的だった。 「データ入力」 「高時給」 「4時間からOK。マニュアル通りに入力するだけ」 「短期可」 当時のわたしにとって、 これ以上ないほど優しい止まり木のように思えた仕事内容・条件。 けれどその実態は、 ただの「つり広告」だった。 「あの枠は埋まりました」という、いつもの手口 意気揚々と応募して、 派遣会社の面談を受けた。 けれど、 担当者の口から出たのは、 期待していたものとは違う言葉。 「すみません、あちらはちょうど別の人に決まってしまったんです」 そして、 当たり前のような顔をして、 別の仕事を差し出された。 「代わりに、こちらのコールセンターはどうですか?」 一度は「タイミングが悪かったんだ」と自分に言い聞かせて、 その話は終わったはずだった。 けれど数ヶ月経った頃、 またその派遣会社から電話がかかってきた。 「以前応募いただいたデータ入力の求人、また募集が出たんですけどどうですか?」 淡い期待を抱いて応じると、 返ってきたのはデジャヴのようなあのセリフ。 「あ、すみません。さっき枠が埋まってしまって……。代わりに別部署のコールセンターならありますよ」 これが彼らのやり方なのだと、 そのとき気づいた。 人手不足でなかなか人が集まらないコールセンターへ誘導するために、 キラキラした「データ入力」をエサにして人を集めている。 その瞬間、 わたしの中で何かが冷めていくのがわかった。 その「好条件な仕事」は、 誰かを幸せにするためのものではなく、 ただ人を集め...

支払はスマホがあればいい。カードレス化で長財布に終止符を打った話

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最近はキャッシュレス化が進み、お年玉も現金より電子マネーで欲しいなんて子どもいるらしい。 そんなニュースを耳にして、ふと、わたし自身も最近あまり現金を使っていないことに気づいた。 おそらく、「現金を使うと死ぬ病」にかかっているんだと思う。 ポイントもつかないお金を払うなんて、なんだか損をしている気がして、すごく嫌だ。 普段の買い物は、スーパーもドラッグストアも、支払いはクレジットカードか電子マネー。 気づけば、現金はほとんど出番を失っていた。 それなら、 もう財布なんていらないはずなのに。 何を考えているんだか、わたしはいまだに大きな長財布を愛用していた。 機動力を重視してショルダーバッグを使っているのに、たいていこいつがバッグの中の大きな場所を占めている。 猫氏「かばんに対して財布でかくね?」 理由は単純だ。 数枚のクレジットカードを常に持ち歩く必要があるからで。 レジで決済するためには、どうしても物理的なカードが必要で、それを収納するための「入れ物」が必要だった。 もちろん、スマホにクレジット機能を持たせれば、カードなんて持ち歩かなくて済むことは知っていた。 でも、今までやらなかった。 めんどうくさかったから。 でも今日、決めた。 「財布を持たなくて済むように、カードレス化する!」 数分の儀式、光になるカード カードレス化の方法は、ずっと前から知っていた。 わたしはiPhoneユーザーだから、「ウォレット」というアプリを使えばいい。 ただ、その小さなアイコンをタップするまでの距離が、今までは果てしなく遠かった。 けれど、いざ動いてみると驚くほどあっけなかった。 手元にあるプラスチックのカードたちを、一つずつデジタルの海へ逃がしてあげる。 「ウォレット」を開き、クレジットカードをカメラで読み取る。 それからカード会社と通信して、届いた認証コードを慎重に入力する。 調子に乗ってSuicaとマイナンバーカードも登録してみた! ほんの数分の、デジタルの儀式。 物理的な重みを持っていたはずのカードが、光の粒になって画面の中に吸い込まれていく。 画面の中に整然と並んだカードの顔ぶれを見て、少しだけ肩の荷が下りた気がした。 キャッシュカードという「重し」を捨てる こうしてクレカをスマホに収めてみて、ふと思った。 「クレカがこれだけ便利になるなら、キャッシュカードもなんとかでき...

クラウドワークスで受からないのはなぜ?わたしが月10万円の事務案件を掴むまでに変えたこと

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在宅でオンライン秘書をしている。 週5日、1日4〜5時間ほど。 月の収入はだいたい8〜10万円。 地方暮らしなので、パートタイムでこれだけいただけるのはありがたい。 わたしの経歴をざっくりと わたしはもともと正社員として、10年ほど経理事務をしていた。 けれど乳がんが見つかり、治療のために休職。 のちに復職したものの、以前のように動けない心と体に限界を感じて退職した。 そこからは、主婦になったり、短期のパートをいくつか経験したり。 ▼ わたしについて | 自己紹介 なぜ、在宅で働こうと思ったのか 一番の理由は、乳がんのことを誰にも説明しなくていい、静かな場所が必要だったから。 在宅ワークは、わたしにとって自分を守るための「シェルター」のような場所だった。 それに、もうひとつ。 当時不妊治療をしていて、通院の回数がとにかく多く、予定も急に決まることが多かったから。 「明日の朝、来てください」 そんな通院のリズムに合わせて、働く期間も、一日の時間も、自分のキャパシティに合わせてあらかじめ設定できること。 周囲に迷惑をかけない範囲を自分で見極め、心と体のバランスを保ちながら働ける道。 それが、わたしにとっての在宅フリーランスという選択だった。 クラウドワークスという壁と、手数料の重み そこで思い出したのが「クラウドワークス」。 在宅ワークの世界では有名なサービスで、ネット上で企業とフリーランスが仕事のやりとりをする、仕事版のマッチングサイトのような場所。 企業とフリーランスをマッチング! 実はコロナ禍の頃に副業で利用していたことがあり、今度は本気で再チャレンジしてみることにした。 けれど、最初にわたしの前に立ちはだかったのが、手数料の高さだった。 クラウドワークスのシステム利用料は、報酬額に応じて5%〜20%(+消費税)が差し引かれる仕組みになっている。 10万円以下の部分は20% 10万円超〜20万円以下は10% 20万円超は5% わたしが契約できた仕事は、どれも一案件につき数千円以下のものばかりだった。 たとえば5,000円の案件を一つこなしても、そこから、ちょうど1,000円が消えていく。 さらに、消費税も…… 「稼いだ金額の2割以上が、自分の手のひらを通り過ぎていく」 「せっかく一生懸命頑張っても、手元に残るのはこれだけか……」 数字を眺めるたびに、モチベーション...

『資産の0.01%なら毎日使っていい』は本当?迷ったときの目安にしてみた

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最近SNSで、「資産の0.01%なら、毎日使っても将来の資産に影響しない」という言葉を見かけた。 気兼ねなく使えるお金ができるのは嬉しい。 でも、どこか引っかかる。 そんなに都合のいい話があるなら、世の中もう少し生きやすくなっているはずだ。 『資産の0.01%なら毎日使っていい』って誰が言っているの?   この考え方を紹介しているのは、アメリカのお金の専門家、ニック・マジューリという人。 データをもとに、「お金をどう増やすか」だけじゃなく、「どう使えば、ちゃんと暮らせるか」も考えている人だ。 感覚論ではなく、数字で話すタイプ。 だからこそ、この0.01%という数字にも、それなりの理由があるんだろう。 気になって調べてみた。 なぜ資産の0.01%なら毎日使っていいのか 彼は、株式市場の長期的なリターンなど、過去の膨大なデータをもとに話をしている。 長期で見れば、投資による資産は増減を繰り返しながら成長してきた。 その大きなうねりの中では、資産の0.01%程度の単発の支出は、統計的に見れば**「誤差」**に近い範囲なのだという。 つまりこの数字は、魔法のラインではなく、 「長期の資産変動の中では、ほとんど影響がない範囲」 という意味で出てきたものらしい。 投資をしていることが前提の話 ただし、ここで大事な前提がある。 それは、投資をしていて、資産が長期的に育っていく流れにあること。 たとえば資産が1,000万円なら、0.01%は 1,000円 。 毎日1,000円使うと、1年で約3.65%。 国内株式の長期平均リターンを自分で調べてみると、だいたい年利5〜8%ほど。 それを考えれば、 理論上は「毎日使っても大丈夫」と計算できる。 市場の成長が、日々の小さな楽しみを支えてくれているような、そんな不思議な心強さがある。 「迷ったとき」の自分への許可証 でも、わたしは思った。 毎日1,000円を使い続ければ、1年で36万円。 いくらほとんど影響がないと言われても、やっぱり大きく感じる。 だからこれは、毎日の予算にはしたくない。 0.01%ルールは、あくまで**「迷ったときの目安」**にしよう、と。 「この出費、無駄かな?」 「ちょっと贅沢しすぎ?」 「今は我慢した方がいい?」 そんなふうに迷ったときに、「これ、資産の0.01%以下だな」と確認できればいい。 ...

自由すぎる寝相のシャルトリュー、ルイ。わが家に現れる「猫のおじさん」との愛おしい日常

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画像生成:Gemini   自由すぎる寝相が教えてくれること わが家には、時折、不思議な光景が広がる。 それは、愛猫ルイが見せる、あまりにも自由で、あまりにも大胆な「寝相」の数々だ。 ある時は重力を無視し、ある時は人間のような哀愁を漂わせる。 その姿は、単なる猫の休息というよりは、一つの生き方の表現のようにも見える。 寝相ひとつで空気を変えてしまうルイを見ていると、ふとこんなふうに感じることがある。 豪快に眠る、猫のおじさん 扉を開けると、愛猫ルイではなく、一匹の「おじさん」がリビングを占拠していることがある。 なかでも強烈だったのは、大きなクッションに完全に身を預けて仰向けに転がっていた豪快な寝姿だ。 いつもの見慣れたリビングの風景の中で、ルイだけが休日の父ちゃんのような、形容しがたい哀愁を放っていた。 思わず目を疑ったこの光景 思わず夫が「俺よりもおじさんしてる……」と思わず呟いたほど。 そんなルイの寝姿に、1年以上前、スレッズで8,000人もの人が「いいね」をくれた。 数字はただの記憶に過ぎないけれど、今見返してもやっぱり、そこには多くの人の視線を釘付けした「おじさん」が横たわっている。 不自由さえも味方にする、豪胆さ ルイの日常は、いつだって小さなしあわせと、 大きなつっこみどころで溢れている。 例えば、耳をかきむしらないようにつけたエリザベスカラー。 アレルギーで痒くなってしまった耳を守るためのものだけれど、その原因はてんかんの薬の副作用なのか、あるいは別の何かなのか、今もまだはっきりとはわかっていない。 原因が特定できないもどかしさを抱えているのはわたしたち人間の方で、当のルイはどこ吹く風。 不自由さに戸惑い、外そうと躍起になるはずのその道具を、彼はこともなげに「極上の枕」へと変えてしまった。 ルイくん、口の端から何か飛び出してるよ! しかも、口元にはさっきまで食べていたキャベツの欠片をひとつつけて。 どんなに窮屈な状況にあっても、自分の心地よさだけは絶対に手放さない。 そんなルイの姿を見ていると、明日への不安とか、誰かへの気兼ねとか、そんなものは全部キャベツと一緒にどこかへ置いてきてしまえばいいような気がしてくる。 境界線で眠る、スリルと安らぎのなかで ルイの眠りへの情熱は、時に重力さえも超えていく。 クッションの端っこで、後ろ足が完全に空中に...